想像の共同体2章(4)時間の了解

国民という考え方が宗教と王国から発展したのではなく、その2つが衰退して国民自身が考えていくきっかけになった。

その変化に対してのモチーフとして取り上げられているのが、初期イタリアやフランダースの巨匠たちの絵に表されている。

それは、キリスト誕生の厩舎に農民の格好で行く人が描かれていたり、聖母マリアも商人の姿で描かれていたりと。
神を平民の装いで描くというのは、普通なら、神の冒涜にもなると思うのだが、これは、ナショナリズムへの変化の現れと言えるのではないだろうか?



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?