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全国通訳案内士とは

こんばんは!Mewです!14日目の連続投稿です!(なんとか)
今回は、あまり知られていない国家資格であり、今現在私取得目指して勉強している「全国通訳案内士」についての簡単な説明と試験についての詳細をまとめてみました。

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【全国通訳案内士】

全国通訳案内士とは

全国通訳案内士は、通訳案内士法において「報酬を得て、通訳案内(外国人に付き添い、外国語を⽤いて、旅⾏に関する案内をすることをいう)を行うことを業とする」とされています。国家試験に合格したのち、「全国通訳案内⼠」として都道府県に登録をします。2023年4月1日現在の登録者数は27,277人に達しています。全国通訳案内士試験の外国語の種類は、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語及びタイ語となっています。試験は、年齢、性別、学歴、国籍などに関係なく受験が可能で、2023年度には436人が合格しました。全国通訳案内⼠は、単に語学⼒が優秀であるだけでなく、日本全国の歴史・地理・文化等に関する幅広い知識・教養を持って⽇本を紹介するという重要な役割を負っています。外国⼈旅⾏者に⽇本の良い印象を持って帰ってもらうことは、正しい⽇本理解の第⼀歩となり、"⺠間外交官"とも⾔える国際親善の⼀翼を担うやりがいのある仕事です。

JNTO 日本政府観光局

通訳ガイド制度の業務独占規制の撤廃

平成30年1月4日より改正通訳案内士法が施行され、通訳案内士は「全国通訳案内士」(英語表記:National Government Licensed Guide Interpreter)となるほか、通訳案内士の業務独占規制が廃止され、資格を有さない方であっても有償で通訳案内業務を行えるようになるなど、通訳案内士制度が大きく変わりました。法改正に伴い、全国通訳案内⼠の資格を持たない⽅であっても有償で通訳案内業務を⾏うことが可能になりますが、その場合、「全国通訳案内⼠」⼜はこれに類似する名称を使⽤することはできません。

全国通訳案内士の類似する名称について

訪日インバウンド増加に伴い、2018年1月の法改正で、業務独占規制が撤廃されました。そのため、私のような通訳案内士の資格がない者でも、誰でも有償で外国人観光客を案内できるようになりました。しかし、資格をもたない者は、通訳ガイド、スペシャルガイド、日本ガイド、(地域名)ガイドなど〇〇ガイドとつくような通訳案内士と誤認される可能性のある名称を名乗ってはいけないそうです。

そこは国家資格所持者と、持っていないものとの区別みたいです。しかしながらなんと名乗ればいいのでしょうか。そこで私は、通訳アテンドと言っておりました。最近は、ノンライセンスガイドと名乗ることにしています(笑)

それでもなぜ資格取得を目標とするのか?

資格がなくてもガイドができるようになり、わざわざお金と時間を費やして資格を取る必要があるのかと思う人もいるかもしれませんが、勉強することに無駄なことは決してありません。また国家資格を取ったことによる自分の自信にもつながると思います。でもそんな私の1番の理由は、国家資格取得が目標というよりか、日本のことを勉強するモチベーションが欲しかったからです。やっぱり海外の方とのやりとりをする上で、自国のことを知っておくことは必要だと思いますし、それを日本語でも知らないものを英語に訳すのにかなり難しさを感じました。私の場合はこの仕事をすることを目指して、資格取得のための勉強をするのではなく今の自分の状況に必然的に必要性を感じたからです。あともうひとつは、資格取得することで、自分のことを「通訳ガイド」と問題なく言えるようになりますしね。

【全国通訳案内士試験概要】

おそらく昨年度の発表は4月頃だったので、本年度の試験については春には発表されるかと思いますが、今は一旦2023年度のを参考に掲載してみます。

出願期間:2023年6月1日(木)~7月10日(月)
※出願方法は電子申請のみ
受験地:札幌市、仙台市、東京近郊、名古屋市、大阪近郊、広島市、福岡市、沖縄県
受験資格:年齢、性別、学歴、国籍等に関係なし
筆記試験:2023年8月20日(日)
筆記試験合格発表:2023年9月29日(金)
口述試験:
2023年12月10日(日)
最終合格発表:2024年2月2日(金)
試験科目:筆記試験(全科目マークシート方式)と口述試験

(1) 筆記試験(全科目マークシート方式)

①外国語: 英語、中国語、韓国語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、タイ語
② 日本地理
③ 日本歴史
④ 産業・経済・政治及び文化に関する一般常識
⑤ 通訳案内の実務

《筆記試験当日の流れ》

2023年度全国通訳案内士試験(国家試験)

(2) 口述試験

口述試験は筆記試験で全合格(免除含)された方だけが受験できます。試験内容は語学力だけを測るものではなく、幅広い教養が問われる試験内容となっているそうです。※選択外国語は、筆記試験と同一の言語です。

【試験内容と基本対策】

①外国語

■試験時間:90分
■構成:読解問題1題(配点40点程度) / 和訳問題1題(配点20点程度)/外国語訳問題1題(配点20点程度)/出されたテーマについて外国語で説明する問題1題(配点20点程度)
■合格基準点:70/100点

②日本地理

■試験時間:30分
■構成:30問程度の出題
■合格基準点:70/100点

③ 歴史

■試験時間:30分
■構成:30問程度の出題
■合格基準点:70/100点

④産業・経済・政治及び文化に関する一般常識

■試験時間:20分
■構成:20問程度の出題
■合格基準点:30/50点

⑤ 通訳案内の実務

■試験時間:20分
■構成:20問程度の出題
■合格基準点:30/50点

【免除制度】

免除できる科目がある方は、免除申請に必要な証明書類(合格証明書等)を申込期間内に、提出すると受験免除が適用されます。書類は「マイページ」よりアップロードしてください。またこの申請はすでに提出したことがある方も、受験される都度必要となるそうです。

これから免除科目を増やすために勉強を始められる方は参考までに、2023年度の申込期間内(6月1日~7月10日)でした。その期間までに証明書が準備できるものしか免除できません。またTOEICなど一部免除適用に期限があるものもありますのでご注意ください。

英語免除

実用英語技能検定(英検)1級
申請書類:公益財団法人日本英語検定協 会発行の「合格証明書」(和文 のみ有効)を添付
試験日目安:年3回 (1月/6月/10月)
TOEIC(以下①~④のいずれか) 
※全て公開テストに限る。
※2023年度受験免除に適用されるのは2022.4.1 以降に取得した得点のみ
①1Listening&Reading Test 900点以 上
②Speaking Test 160点以上
③Speaking 160点以上
④Writing Test 170点以上
申請書類:EducationalTestingService 発行のTOEICテストの 「公式認定証(OFFICIALSCORE CERTIFICATE)」を添付(デジタル認定証も可)
試験日目安:年3回 (1月/6月/10月)

歴史免除

歴史能力検定日本史 1級/2級
●センター試験日本史B 60点以上
申請書類:歴史能力検定協会発行の「合格証明書」を添付。
試験日目安: 年1回(11月)
※対象は「2019 年 1 月実施」「2020 年 1 月実施」の試験のみ。
※令和3年1月より実施の大学入学共通テストは対象外。

地理免除

(以下のいずれか)
日本旅行業協会(JATA)実施
●総合旅行業務取扱管理者
●一般旅行業務取扱主任者
●一般旅行業務取扱主任者認定証保有者
全国旅行業協会(ANTA)実施
●国内旅行業務取扱管理者
●国内旅行業務取扱主任者
●国内旅行業務取扱主任者認定証保有者
※旅程管理主任者(ツアーコンダクター)の資格は対象外
申請書類:一般社団法人日本旅行業協会 (JATA)または一般社団法人全国旅行業協会(ANTA)が発行する「合格証書」を添付。

一般常識免除

●大学入試センター試験 「現代社会」80 点以上
※対象は「2019 年 1 月実施」「2020 年 1 月実施」の試験のみ。
※令和3年1月より実施の大学入学共 通テストは対象外。

合格科目の免除 (※前年度に限る)

●前年度の通訳案内士筆記試験にて、すべての合格した科目
※筆記試験結果通知にて 「合格」と記載された該当科目のみ対象


最後に

国家資格である全国通訳案内士国家資格について、少し理解してもらえたでしょうか。実際に受験した感想や、私の勉強の仕方についてもまた書きたいと思います。もし資格取得をこれから目指す方!ぜひ一緒に頑張りましょう!


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