isotope

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目覚まし時計
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今日からこの先の事柄 一つ一つ大切にしようと
言われた通りには うまくできなくて
今日からこれまでの日々から どうしたって抜け出そうと
描いた通りには うまくいかなくて

ああ、蹲り
顔を伏せて隠れてたはずなのに

「なんだか怖くなって 涙が出たんでしょ?
違うかな、近いでしょ?」
僕はこう返した
「なんだか嫌になって 涙も出なくなった
どうかな、わからない?
伝えるための言葉がわからない」

形も色も同じだけど
足の重さが、視界の暗さが違うの
過去と未来、白と黒に
一緒にそこにあったって
気づいたときには全てが遅くて

ああ、蹲る僕に
君が優しいのが怖くて泣いたんだ

僕に教えてよ 君の感覚を
ずっと一緒だと思ってたのに
指で数えても 君との間隔を
憶えてないんだよ
そんなのないよ、なあ

「自分を好きになって その顔を上げてよ
笑顔が見たいんだよ」
僕は後悔した
「自分を好きになって みんな嫌いになった
それからわからない 自分の鼓動が聞こえない
助けて」

そんな顔で笑わないでよ

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