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後悔したくないのなら「知る」しかない

〜8月31日開催イベントレポ@3×3 Lab Future

8月31日(土)、mezame初のトークイベントが無事、終了いたしました!
ご来場いただいた皆さん、そして興味深く、貴重なお話をしてくださったWaris共同代表の田中美和さん防衛医科大学校の西岡笑子先生、本当にありがとうございました!!

今回のトークイベント、タイトルはもやキャリ倶楽部Presents カラダをいたわる女子ほど仕事がデキるという事実! 〜今、女性が知るべき健康知識を専門家がまるっと教えます」というもの。
そのタイトル通り、女性がイキイキと、しかも労働生産性を上げて「デキるヤツ」と思われながら働き続けるにはどうすればいいの?というお話をおふたりのプロフェッショナルから伺いました。

我慢やムチャが“若気の至り”で済まないことも

そもそも、私たちmezameがなぜこのようなイベントをするのか?
それは、平均寿命が90代にさしかかっているこの時代、できるだけ後悔を減らし「自分の人生を生ききった!」と満足して最後の日を迎えるためには、「健康寿命を延ばすこと」が何よりも大切だと考えるからです。

若い頃はとくにそうなんだけれど、健康なときってついつい健康の無駄遣いをしがちですよね。

「納期がヤバい!とりあえず徹夜して間に合わせよう!」とか
「忙しくて、ずっとコンビニ飯…」とか
「今週は2回も始発帰りだぜ、イェーイ!」とか…。

こういった生活を送っている人は、カラダのムリがきかない年齢になってから「若い頃にもっと健康に気を遣っていれば…」と、かつてのオノレを悔やむことになる。
ヒトって通ってきた道はわかるんだけど、先行く道はイヤになっちゃうくらい見通せない生き物なんですよね。古今東西。

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「もっと早く知っていたら…」と言わないために

そういう後悔をしない、最良の手段であり、最初の一歩となるのが「知る」ということ。

とくに日本の女性って、月経の存在もあってかカラダの不調やストレスを巧みに隠して頑張りがちな気がします。
ところが、その隠している不調に病魔が忍んでいたり、「みんなも我慢しているんだから」と耐えている痛みが実は即入院レベルだったり。そんな事例は、正直少なくないんです。

20代だから青天井で頑張れるなんてことも、30代だから生活習慣病になるわけないなんてこともありません。
一度カラダを壊してしまうと、60代、70代を待たずに、今すぐ働くことが難しくなってしまいますよね。復帰できても、以前と同じようなパフォーマンスを発揮するのが難しくなってしまったり。

そうなったとき、「若い頃に○○しなければ…」という後悔よりずっと手前で、「もっと早く知っていれば…」という後悔をせざるを得なくなります。

「健康知識」はビジネススキルといえる時代

「知る」って本当に大事。

今回のイベントでも「知らないことは選択できない」という名言を、西岡笑子先生が繰り返しおっしゃっていました。人生100年時代だから、というより、「今」健やかにイキイキと働くためにも、健康知識はとても大切。それは、投資の勉強をしたりビジネススキルを身につけることと同じくらい、大人のたしなみとして必要なことだと思います。

そんなわけで、これからもmezameは健康知識とキャリアについて「知る」を主眼としたイベントを開催していく予定ですので乞うご期待!

ここからは、イベント当日のお二人のお話をチラ見せしますw

好きな仕事でもムリして頑張らないのがデキる女

最初に登壇してくださったのは、Waris共同代表の田中美和さん
「人生100年時代 女性が健康に働き続けるためには? 〜幸福&メンタルヘルス調査を通じて見えてきたもの」と題してお話しいただきました。

Warisさんは、「新しい働き方を創る」という理念のもと、ビジネスフリーランスの女性と企業のマッチングサービスをおもに行っている会社さんなのですが、mezameのように“働き方”に関わっている人間にとっては、とくに「オモシロいなぁ」と感じる調査もいろいろ行っているんです。

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その中から今回は、「活躍フリーランスの幸せ度実態調査」「フリーランスのメンタルヘルスに関する調査」をピックして、興味深い結果についてお話いただきました。

まず、フリーランス女性は、人生の満足尺度が日本人の平均より遙かに高いということ。100%ではなないにしろ、働き方や働く場所、仕事相手を自分の意思で選ぶことのできるフリーランサーは、「今の自分が本当になりたかった自分か?」という問いに「YES」と答えられる人が多く、それが幸せのカギなのでは?というお話でした。

おかげで、正社員として働く女性より、フリーランスのメンタルヘルスの状態はおしなべて良好。しかも、時間単価と仕事満足度の高いフリーランスほど、ストレス&疲労度ともに低くミスも少ないという結果も出たのだとか。

働き方を選べるフリーランサーですが、「やりたい仕事だから睡眠時間を削っても頑張る!」とならないのが、幸福で健康レベルも高い人の特徴のよう。さらに、「11ヵ月働いて1ヵ月は存分に休む」「仕事に充てる時間は1日6時間まで」など、マイルールを持っている人が多いという傾向も。

組織から飛び出して働くことには、憧れがある反面ちょっと怖いな…と感じる人も多いと思いますが、この調査の結果を自分の働き方に取り入れてみる、ということはできるはず。
参加してくれた方からは、「自分がフリーランスという選択肢を持つきっかけにできそう」といった感想もでていましたよ。

健康知識を知らないために年間6兆円が失われている

休憩を挟んでお2人目の登壇は、防衛医科大学校で母性看護学を専門にされている西岡笑子教授
テーマは「わたしのカラダ、これからどうなる? 〜70歳まで働き続けるための女性の健康、きほんの“き”」ということで、内容はまさに女性の健康知識の本丸。「なんとなく聞いたことはあるけれど、詳しくはわからない…」という女性も多い、気になるあれこれを教えていただきました。

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そもそも日本の性教育、自分の記憶をたぐってもとても十分とは言えません。小学校の時に月経の仕組みと生理用品の使い方をちょろっと教わり、中学生時代の保健体育でとても機械的に第二次性徴を習った以外、なんら諸先輩方から知恵を受け継いだ記憶がありません。

知ってました?現代女性の生涯月経の回数は平均450回くらいだけれど、明治とか子だくさんだった時代の女性の生涯月経回数は平均で100回より少なかったって。一生のうちで経験する生理が100回切ってるって驚愕です。

女性の卵子の数は有限(生まれたときから決まっている)ため、現代の思春期の女性=初経が早い&出産回数の減少∴昔より月経回数が多い=閉経が早い(可能性)。なのに寿命は長いから、更年期以降、骨粗しょう症や女性ホルモンの減少に由来した病気の発症率が高くなってしまう…。

別に、寿命が延びて美魔女が増えたからといって、女性がもともと持っている卵子の数が増えるわけでも、妊娠可能な年齢が延びるわけでもないんですよね。
これ、冷静に考えると怖いです。さらに、ムチャなダイエットをすると若いうちから骨密度が低めになるわけですが、これめちゃくちゃリスキーなんですね。そんなこと、誰からも教わったことないなーって思いません?

そんなこんなで、職場でも家庭でも今まで女性の健康とその知識の周知を国家ぐるみでないがしろにしてきた結果がこちらです↓↓↓

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はい、生産性損失6.37兆円
ろ、ろ、ろくちょうエン!!!!?( ̄□ ̄;)!!
ちょとした国の国家予算レベルじゃないですか!!!

ーーー初回にしてこれだけの話が出てきてしまったら、働くことと健康知識の相関関係に興味関心がとまりませんね。
mezameでは、“働くこと+健康知識”にまつわるイベントやセミナーをこれからもさまざまな切り口でお送りしてきます!


最後になりましたが、今回イベントの開催には、もやキャリ倶楽部(もやもやキャリアおとなカレッジ)さんのお力添えがありました。

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もやキャリ倶楽部は、働き続ける限りなくなることがない、仕事にまつわるもやもやと上手につきあっていくイベントを開催しているユニットです。緑あふれる3×3 Lab Futureでの開催も、もやキャリ倶楽部さんのコラボで実現できました。ぜひ、こちらの活動にも注目してもらえればと思います。

(取材・文/阿部志穂)

「mezame(めざめ)」は、さんぎょうい株式会社が提供する健康知識をベースにしたキャリアコンサルティングサービスです。ご興味をいただいた企業さま、団体さまは、サービスリリースとなる9月11日(水)以降、お問い合わせくださいませ。






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