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歌曲はつらいよ


と、思うのが、英会話レッスンで、初めて習う先生に自己紹介で「自分がクラシックの声楽家であり、歌曲を歌っている」という説明をする時。

日本でもなかなか分かってもらいにくいものです。「魔王」を例に出せばかなりの人は分かってくれるけど、あの歌はちょっと特殊。

しかしこれが外国人となると本当に分かってもらえない。魔王の例も役に立たない。もちろん私の英語力のせいもあるのですが。

先月東京に行った時、用が済んで時間が出来たので、飛び込みで英会話スクールの銀座校に行ってみました。チェーンのどのスクールでも受講出来るのです。

たまたま予約した先生は音大のピアノ科を出たカナダ人。しかも、私がArt song(英語で歌曲)と言うと、ぼくLieder (ドイツ語で歌曲)好きなんだよ、と言ってくれた😍 なかなかないです、こんな出会い。

これは!と思って、普段他の先生に歌曲って説明しても分かってもらえない。なんて言えばいいのか、と、愚痴を交えた質問をしてみた。

なかなかオモロイ人で、
説明したところで馬の耳に念仏だけどね、ヤツらに分かるもんか、みたいなことを言いながら、こうかなあ、と文を作ってくれたのが(主にドイツ歌曲の説明として)

I am a classically trained singer. I sing Lieder. These are German language songs in an artistic or poetic style. It is similar to opera singing. Except it is without any acting..

どっちにしろオペラを引き合いに出すのがいいだろうねえ...と、かなり役に立つレッスンでした。

地道に英会話スクールで歌曲の啓蒙活動を続ける私です。

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