アフリカ人ランナーの走りが目標です

アフリカ人ランナーの走りを目指す

現在の私の取り組んでいるのは、『アフリカ人ランナーの走りを目指す』ということです。私自身はいわゆる週末ランナーで、土日のみですがランニングをしています。並行して地元の陸上少年団で、週2回子どもたちを指導しています。

このような環境の中で自身はもちろん、子どもたちに対しても『アフリカ人ランナーの走りを目指す』ための練習をしています。アフリカ人ランナーのフォームに近付くということになりますが、簡単なことではありません。

それでもあえて取り組もうとしたのは、自分自身の苦い経験からになります。今後の投稿の中で、どのようにしてこの大きな課題に取り組んだのかをお伝えしていきたいと思います。

自己紹介

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自身は中学に入学と同時に本格的に陸上競技を始めました。もともと走ることは得意で、小学校の時には、学校の代表として地域の陸上大会に走り幅跳びと、リレーに出場しました。中学では800mがメイン種目でしたが、そこそこの成績を残すことができました。このことがきっかけで、高校、大学、社会人と35歳過ぎまで競技を続けることになります。

その間、各地のロードレース、駅伝、ウルトラマラソンに参加しており、走行距離は常に月間300キロ以上で、一時期は500キロを超えていました。ただ、40歳を前にして仕事が忙しく精神的な余裕もなくなり、ほとんど走ることができなくなってしまいました。それでも、スポーツクラブのランニングマシーンで走ったり、週末だけはスピードトレーニングを行ったりと、40歳前半までは大きく走力を落とすことはありませんでした。

突然の肉離れ

そんな環境の中で、知人とスピードとレーニングを行いました。アスファルト道路での上り下りのインターバルトレーニングでしたが、下っている時に突然右のふくらはぎに痛みを感じ、それ以上走ることができなくなりました。いわゆる肉離れになりますが、過去に一度も経験したことがなく、ただただ困惑するばかりでした。

初めての肉離れが発症してからしばらくしてのことになります。SNSで知り合った方たちとリレーマラソンに出場しました。一人2キロということで、最終的に3本走りました。ペース的には7分を切る程度でしたが、3本目に前回と同じ場所に肉離れが起こりました。

肉離れが頻発する

前回同様に、スピードを上げたために発症したと判断をしていました。ところが、その後はゆっくり走っていても起こるようになりました。さらには、右脚だけだったものが左脚も起こりはじめ、頻度も高くなるという最悪の状況に至りました。

当初は前触れもなく突然という感じでしたが、肉離れを繰り返しているうちに、なんとなく起こりそうな感覚があり、スピードを落として走るようにしていましたが、それでも起こるときは起こるという感じでした。

以降は頻繁に肉離れが起こるようになり、思ったように走ることができず、一時期はキロ5分を切ることができない状態でした。ただ、なぜこのような体になってしまったのか、理由は自身では全くわかりませんでした。

このままでは走ることができなくなるという非常に強い危機感が起こり、何とかしたいという思いから、いろいろなことに取り組みました。

右の股関節が使えていないないことが発覚

その結果わかったことは、右足の股関節が全く動かせないということでした。開脚して左右の足に向かって体を倒すと、左は倒れるのに、右は太ももの内側が突っ張ってしまい全く倒すことがで来ませんでした。

片脚立ちをしてみると左脚は問題ないのに、右脚は全く立つことができない状態でした。 さらにシューズの底を確認してみた結果、底の減り方が全く違い、踵とつま先が極端にすり減っていました。右脚の股関節がうまく使えないことが原因で、地面を強く蹴る動作をしていることがわかりました。

ランニングフォームの改善を試みることに

右の股関節にに問題があることがはっきりと分かったわけですが 、どうしたらよいか?いろいろ考えましたが、ランニングフォーム改善するしかないとの結論に至りました。ただ、過去の経験から、ランニングフォームを変えることは非常に難しことは理解しており、故障をするリスクも伴います。あえて取組んだわけですが、ふくらはぎの肉離れは収まらず、さらに左脚にも起こるようになりました。

最終的には、一流選手のフォームを分析することでヒントが得られるのではないかとの考えに至りました。その後、動画で一流選手のフォームを確認する中で出会ったのが、この3つの動画です。

何度も動画を見直しましたが、アフリカ人と日本人の走りに明らかな違いがあることに気づきました。この動画がきっかけとなり、自身のフォーム改造のための大きなヒントを得ることができました。直後に陸上少年団のコーチを引き受けることになり、子どもたちの協力を得ることもできました。

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私一人だけでは、おそらく挫折していたと思います。実際にランニングフォームの改善に取組んでみて、その大変さがわかりました。すでに5年近くたっていますが、ランニングフォーム改善の手がかかりが得られたと実感しています。子どもたちと接する中で、アフリカ人のランニングフォームに近付くことはできると現在では確信をしています。


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