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マネフォの「マーケティング部」がやっている意外なこと

マネーフォワード分析推進室/室長の酒井です!
この記事はマネーフォワードアドベントカレンダー2020🎄の5日目の記事です。

実は、私は11月末まで、SMB本部という小規模事業者向けの組織の、マーケティング部の部長としても活動していました。
分析組織のトップがなぜマーケティング部をやったのか、そしてマーケティングがやっている意外なことを、お伝えしようと思います。

なぜ、私がマーケティング部の部長になったのか

確かに、私は入社当初マーケティング部にいたのですが、それは、お金の見える化アプリ『マネーフォワード ME』のマーケターとしてでした。
ですので、マーケティング部部長になったタイミングは、面識の無いメンバーや、現場の実務を理解しきれておらず、とても不安な気持だったことを覚えています。

そんな不安は抱きつつも、小規模事業者向けマーケティング組織をアップデートすることは、お客様、メンバー、株主を始めとする、ステークホルダーに大きく貢献し、ミッション・ビジョンの達成に資すると考え引き受けました。

一方、自信があったこともあります。目標の設定力です。
というのも分析官の仕事は、情報分析を通じて実行につながる示唆≒シンプルな目標を作ること。それを100本、1000本ノックのようにやっていた身としてはその点に自身がありました。もちろん、そのときには分析推進室の力も借りることができたのも助かりました。

結局、一番大きかった仕事は、就任当初に分析やデータの可視化を通じて行った、
・目標の策定
・それに応じた組織構築
の2点だったと感じています。
周囲の理解や支えも大きく、強みを活かすことができました。

リクルートを創業された江副さんは『マネージャーに贈る十章』のなかで、「数字に強いこと」をマネージャーのいち条件として挙げています。
分析推進室は、その条件を満たした人材を、社内に今後も排出していきたいと考えています。

マーケティング部がやっている意外なこと

本題に移ります。

まず、重要な点は、私たちマーケティング部は、小規模事業者向けサービスのP/L責任を持っています。
そして、そのP/L責任を果たすために、あらゆる手段を講じているという点がユニークだと考えています。

あらゆる手段について、具体的に挙げると
① 広告運用
② LPO
③ 顧客のナーチャリング
④ キャンペーンの運営
ここらへんまでは一般的かもしれませんが、
⑤ 会社設立プロダクトの開発・運用 (with ベトナム開発支社など)
⑥ テックタッチなカスタマーサクセス
⑦ インサイドセールス
などもやっているというと、驚かれることが多いです。

しかし、P/L責任を果たす中で、①~⑦どれも主要な手段であり、それがきっちり組織の中に収まっているということが、組織運営のやりやすさにつながっていました。

一方で、各個人がやっていることがバラバラになりがちであるということには悩まされることも少なくなかったです。

残りの紙面で「意外なこと」について、より具体的になにをやっているかお伝えしようと思います。

⑤ 会社設立プロダクトの開発・運用 (with ベトナム開発支社など)

マネーフォワード 会社設立』は、初めてでも安心して、簡単3ステップで会社設立できるサービスです。
freeeさんも似たサービスを出されている中、後発ゆえ認知はおそらく負けてしまっているのですが、機能や使いやすさもピカピカで、いま結構来ているサービスです。

このプロダクトを通じて会社設立された方に、『マネーフォワード クラウド』シリーズを使っていただきたいと考えており、そういう意味では、顧客獲得チャネルの一つになっています。

この開発・運用にあたって、PdMやビジネスのメンバーはマーケティング部に所属してもらっています。
エンジニアリングは、ベトナムの開発支社が行っているのですが、PdMが一体感を作って動けているので、ビジネスだけマーケティング部ということが実現できていると感じています。

⑥ テックタッチなカスタマーサクセス & ⑦ インサイドセールス

この2点は、実はマーケティング部の中でも、カスタマーサクセスグループという一つのチームがまとめてやってくれています。

カスタマーサクセスグループの目標は、NPS改善と課金率の向上です。
その目標を果たすために、手段としてインサイドセールスも必要だ、という考えから、カスタマーサクセスグループがインサイドセールス組織を立ち上げてくれました。

「自分たちの目標を果たすために、やれることは手段を問わずやる」というマーケティング部の姿勢が、最も現れている施策の一つだと感じています。

最後に

私たちマーケティング部は、組織・個人ともに、スコープを問わず問題解決できることが特徴です。
こういった特徴に興味を持っていただける方に、今後も組織にジョインいただいて、さらに面白くて・強くて・かっこいい組織になると良いなと考えています。

ご興味ある方は、私のTwitterまで、お気軽にDMください!
(大したTweetしてなくて恥ずかしい)


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