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「クミカの森」保育活動

 4月27日(木)に山元町山寺字須賀海岸防災林内にある「クミカの森」にて、クミアイ化学工業株式会社様の社員ボランティアによる保育活動が行われました。当日は宮城県森林インストラクター協会の指導のもと、作業は実施されました。

 開会式では「クミカの森」の現状について、森林インストラクター協会から説明を受けました。

説明を受けるボランティアの皆さん

クロマツの成長は著しいのですが、社員の方々がドングリから育てたという広葉樹を植えたエリアは苦戦している様子です。立派な木に育つように頑張っていきます!

クロマツ林に挟まれた広葉樹エリア

班ごとに分かれて作業開始です。今回は広葉樹の施肥や剪定の他に、クロマツの補植といった作業を行います。作業前にどのように活動するのか、手順を習ってから始めます。

剪定のやり方を勉強中

インストラクターとともに、枯れている枝や切ってもいい枝を確認しながら剪定していきます。参加者の中には作業をしていく中で、枝の選別が自分でできるようになり、次々と苗木を剪定していく方もいました。

成長させたい枝を残しつつ、剪定していく


切るだけではなく、植えた苗木には施肥も行いました。

掘った穴に固形肥料を埋めていきます


また、苗木が枯れた場所には広葉樹の補植をしました。肥料木としてヤマハンノキを植えたり、広葉樹以外にも防風柵沿いにクロマツを植えたりすることで、植えていたコナラ等の広葉樹が育ちやすい環境を整えました。

広葉樹には目印として支柱を建てました


強風対策のクロマツもしっかり植樹!

予定していた作業も無事に終わり、当日の活動は終了となりました。前述したように海岸防災林内で広葉樹を育てるのは、クロマツ以上に長い道のりになります。現に同時期に植えたクロマツは人の背丈を越えているので、成長の違いは一目瞭然です。

しかし、クロマツが茂ってからが広葉樹が成長する見せ場だと思います。これからも長い目で保育を続け、多様な木々が育つ防災林にしていきましょう!

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