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「わたりグリーンベルトプロジェクト刈払い講習会」

 9月2日(金)、亘理町で海岸防災林の再生に取り組んでいる「わたりグリーンベルトプロジェクト」という団体のボランティアをしている私たちは、宮城県森林インストラクター協会より講師を招き、刈払い作業に関わる安全講習会を実施しました。
 
 まずは私たちの事務所にて座学からスタート。安全対策として、どのような種類のハチがどんな場所に巣をつくるのか、また見つけた際や刺された場合の対応について学んだ他、熱中症の症状やその処置方法、熱中症にならないための対策についての講義を受けました。

座学の様子


 刈払機については普段から使い慣れていますが、再度基本を見直すため、刈払い時の基本装備や足運び、周囲との安全管理方法といった点について確認しました。また、普段私たちは「チップソー」と呼ばれる小さな粒上の刃がついた刈り刃を使用していますが、それ以外の種類の刃についても作業時の長所や短所を学びました。

左:刈払機                  右:刈払機装備


 座学後は実際に普段から作業を行っている残存緑地に移動し、実習を行いました。まずは講師の方による刈払い作業のデモンストレーション。草丈が高いところでは苗木の誤伐や丸太・岩等に刃が当たってしまい、「キックバック」が起こる危険があるので、最初から根元を刈らずに上から少しずつ2~3回に分けて刈るのが効果的だとのこと。

実習:デモ


 また、座学で学んだチップソー以外の刃(ササ刈り刃・紐刃)も体験したところ、しっかりと研いでおけばチップソーよりも切れ味がよく、特にササ刈り刃は本当にいい切れ味でした。

実習:実技


 最後にヤスリを使ったササ刈り刃の研ぎ方を見学し、作業する現場に応じて刃を研ぐ角度を変えていくことが大切だということも学びました。


 海岸防災林の除草作業では刈払機は無くてはならない大切な道具です。ただし使い方を誤れば作業効率の低下や、事故につながってしまいます。今後も続く保育作業を安全に行っていくために、今回の講習で学んだことを活かしていきたいです。










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