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お見送りの流儀

こんにちは。倉増哲州です。

散髪に行った。
髪の毛を切ってもらってさっぱり。
お会計も済ませ、お店をでるとき髪の毛を切ってくださった美容師さんが
お店の出口までお見送りをしてくださる。

みなさん、このお見送りってどうですか??

全然嫌な気持ちにはならないし、むしろ丁寧に最後まで接客してくださっている気持ちが伝わってきて有難い……んだけど、

なんか照れ臭いというか、恐縮しちゃうというか。
こちらとしては、髪の毛も切ってもらって、もう充分サービスしてもらったので、そこまでしていただくて大丈夫です。って気持ちがある。

会計を済ませ、そのまま「ありがとうございました」では、気を悪くする人もいるんだろうか。。

最近でこそ、そんなお店にはいかないけど、
ちょっと高い洋服屋さんなんか行くと、会計後に紙袋をお店の出口まで店員さんが持ってくれて、出口でそれを渡されお見送りをしてくださる時あるよね。
そんなサービスをしていただくと、そんなそんな紙袋ぐらい持てるんで大丈夫です~
って恐縮してしまう。
お店の出口までって言ってもそんな距離もないし。。
その後のお見送りもやっぱり照れ臭い。

あと、滅多にいかないけど、高級レストラン、料亭。
あと見かけるのは車のディーラーさんなんかは、
お店から帰るのを見送って、しばらくそのままずっと見送ってくれますよね。
もちろん素晴らしいお気持ちと、サービス心の現れだと思うんですけど、
あれされたら、一回どっかで振り向いて、手でも振って挨拶したほうがいいんかなと思ってしまう 笑

ほんと難しいよね。

でもね、そんなこと言いながら正直僕も逆の立場になるときもある。
公演とかでお客様をお見送りするとき。
もちろんバタバタしてて、みなさんにとはいかないのですけれども、
やっぱり観にきてくださった方には心から感謝しかない。
その感謝の気持ちを少しでもお伝えしたくて、会場からお見送りをさせていただく。
出来るときは会場の出口からしばらくお客様がお気をつけてお帰りいただけるようお見送りをさせていただく。

でも、僕自身がお客様の立場だったら上記の通りなので、内心ここまでやったら逆にお客様に気を使わせてしまってるんじゃないかといつも思ってしまう僕がいる。

感謝の気持ちを表す行為。

お見送りの流儀。
難しいね。

でも考えてみたら、最後の最後までできることなら気持ちよく帰っていただきたい気持ち。
これが一番ですね。

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