完結その1〜思い出〜

昨日の今日のことですが、私にとって大切な存在のバンド、チャットモンチー(以下:チャット)が「完結」しました。半年くらい前には知らされていたけれど、いざそれが現実となると中々受け入れられないものです。

別に毎回新曲が楽しみだったとか、そういうわけではなかったけれど、もう新鮮な音で誰かの耳に届けられることも無ければ、その傍で過去に思いを巡らせながらこっそり聴くことも出来なくなってしまって。それが一番悲しいのかもしれない。私にはどの曲にもその時々の記憶の断片が垣間見えて、まるでアルバムを開くみたいに彼らの曲を聴いていたのに。

みんなで笑いながら振り返る思い出もいいけど、一人しんみりと浸る思い出もまた一興みたいな。

ここまで「思い出」とかやたら強調してきたけど、一体私の"チャットアルバム"にはどんなページがあるというのか!語り出したらキリがないので、ここでは最初の1ページだけ読みます。

1.「ハナノユメ(2005年)」
私がチャットモンチーに出会ったのは、小学3年生の頃。中学生だった兄と部屋が別々になり、寂しさを紛らわせるためにラジオを聴き始めた。チャットモンチーのデビュー曲「ハナノユメ」は、当時のFM愛知のパワープレイとして、何度も私の耳に刷り込まれ、まだ9とか10歳とかだった私でもさすがに覚えてしまった。こうして「ハナノユメ」は、私が「外の世界」から自分で覚えた記念すべき最初の曲となった。

ちなみに同時期、かの有名ラジオ番組「school of lock」が放送開始された。始まりが22時ということもあり、当時の私は冒頭しか聴くことが出来なかったけれど、その後、高校卒業まで毎日欠かさず聴いてたなぁ。そう、チャットと同様に、この番組にも思い出がありすぎる。

そんなこんなで、すっかりラジオっ子になった私は、誕生日プレゼントとしてめちゃ良いコンポを親に買ってもらった。(今も実家の私の部屋にあるけど、実家離れてから触った記憶がない)
そして、この頃から将来はラジオパーソナリティーになりたいとか 密かに思っていました。

話を戻すと、こんなふうに「ハナノユメ」一曲だけでも思い出されることが沢山あって、こんな曲が何曲もチャットにはありますよ!ということです。さて、私の次の”アルバムアーティスト”は一体誰になるのかなあ。今のところ、後にも先にもチャットしか…と思ってしまうな。