「ずるい」という言葉は使わないようにしている
「ずるい」という言葉は何となく嫌な感じがするので使わないようにしているってだけの話なんだけど、言語化してみようと思う。
こういう文を書いてみたい時はまずググってみる。
基本の意味はネガティブな言葉で、一応補説の方ではネガティブな意味はないことがあると言及されている感じだろうか。
「ずるい」という言葉は、相手が自己中心的な考えや行動をしていることに対して非難する意味合いが含まれていると思っている。
この非難の範囲が問題で、まず共通の認識として使えそうなのは、社会的ではない行動に対するもの。
例えば、ラーメン屋の行列に割り込んだ人がいたら「ずるい!」となる。これは間違いない。
では、「あの子は僕の持っていないおもちゃを持っていてずるい」はずるいのだろうか?
ずるくないと私は思う。
ずるいという言葉は相手を非難する言葉だけど、このケースでは相手が悪いことをしているようには思えない。
自分が持っていないものを相手が持っていることに対して、相手のせいにするのは絶対に違う。
今回のケースは違うけど、相手が努力して手に入れたものに対してすらも、「ずるい」を使う人もいる。
そういう人にはなりたくなくて、「ずるい」って言葉を使わないようにしている。
「ずるい」という言葉で面白いと思うのは、この言葉は自分に使うことも出来るところだ。
「私はずるい行動を取ってしまった」という言葉は、日本語として違和感がない。
非難する意味合いが込められているから、それを自分に向けることで自己反省の言葉としても使える。
同義語は「チート」。
「ずるい」という言葉は「チートやん!」と同じ。
本当にチートならいいけど、相手が強いぐらいでチート!って騒いでる人は嫌。
せめて「リアルチート」「チートじみている」みたいな感じで、そのままの言葉から少しズラしてほしい。
それだけでインターネットでの印象は変わる。
ちなみに、転生して貰うものを「チート」って呼ぶのは好きです。
いけないことをしている感が出てワクワクする。
ずるいという言葉に近いのが、羨ましいとか妬ましいとか、そういう言葉だと思う。
使う時はそっちの言葉を使いたいなあと思っている。
羨ましい、妬ましいは、自分の中の感情を表す言葉なので、使いやすいし、比較的誤解を生みにくいと思っている。
羨ましい妬ましいは普遍的な感情でもある。
「あの子は僕の持っていないおもちゃを持っていて羨ましい」
そんなことは、人生で数えきれないほど遭遇する。
『妬み恨み嫉み辛み こびりつくこの道』って話です。
最後に。
こんな長々と記事書いたけど、もう、これが全て。
糸井重里すごい。
ここで一曲。
銀杏BOYZ - ナイトライダー
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