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#1 漫画を創ろう │制作手順

こんにちは、三橋です。
私はまだ漫画家経験が浅いので、描くたびに課題にぶち当たります…
そこで得た気づきや反省をまとめ、今後の目標にしたいと思いました。

今回は、作業が大まかに分かる漫画制作の手順についてまとめました。
使用ソフトや道具も書いたので、参考になれたら嬉しいです。
特にデビュー後の関門になる読切を意識しているので、漫画家志望の方のヒントになれば…

それでは早速ご紹介していきます!


制作の流れ

1 題材を考える


① アイデアを出し、題材を決める
② 企画を立てる(作品スタイル・ジャンル・読者設定)
③ 構想を練る(キャラ・世界観・テーマ)

どんな作品を描くか、アイデアを出します。
それらを比較し、漫画化したら面白そうな題材を決めていきます。
また商業の場合、読者を意識した作品が求められるので、作品のジャンル等が分かる企画もつくります。
これに合わせてキャラや世界観を考え、作品の構想を練ります。

基本はノートに書きだして、ある程度固まったらExcelでまとめます。
資料にしていれば、担当さんとの打ち合わせがよりスムーズです!


2 ストーリーをつくる


④ あらすじを作る
⑤ プロットを練る
⑥ ネームを描く

題材が決まったら、次にストーリーを考えます。
あらすじを立て、プロットを組んでいきます。

私の場合、大体の流れが掴めるプロットを作ったらネームにしてみます。
絵にすると流れが悪かったりするので、そういった設定を削除します。
こんな具合で「プロット ⇔ ネーム修正」を繰り返し、推敲していきます。
この作業が一番時間がかかり大変ですが、作品の出来に直結するのでめちゃくちゃ大事です…!

プロットはExcelにまとめ、それを見ながらProcreate(ipad)でネームを描いています。
ノート感覚で描ける・どこでもすぐ作業できる・画面がシンプルで見やすいので、とっても楽です~!
そして完成したネームを編集部に提出し、OKがでたら原稿作業に進みます。

3 作画資料の準備


⑦ 背景の設定
⑧ キャラクターの設定

原稿に入る前に作画資料の準備をします。
なぜなら、資料があれば作画の迷いがなくなり、原稿の作業スピードが上がるからです。
なので構想を練る・ネーム段階から、キャラの落書きをして描き慣れると良いと思います。


4 原稿作業


⑨ 写植(吹き出し・文字入れ)
⑩ 下書き
⑪ 清書(ペン入れ・トーン貼り)
⑫ 納品

いよいよ原稿作業に突入です。
ClipStudioにネームを取り込み、下書きを描いていきます。

はじめに、文字の読みやすさを確認するため写植をします。
次に「コマ割り → キャラ → 背景」と進めていきます。
清書ですが、私は基本最初から1ページずつ描いてます(この工程は個人差あると思いますので一例です) 

漫画の作画はテンポが大事なので、分かりやすさ重視で絵を描きます。
またポーズや位置関係の把握が難しいシーンでは、ipad用3Dモデルアプリ「Magic Poser」が超便利です…!
パターン画像やロゴを作るときは、illustratorを使います。

最後に誤字脱字・作画ミスを修正し、原稿を提出したら終了です!


次回 〉 題材を考える

次は、「どんな作品を描くのか」題材を決めることについてお話します。
物語をつくる準備や、アイデアの出し方などをご紹介できたらと思います。

それでは楽しい創作ライフを~!


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