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アドバンスドな熱力学(熱力学の数理)

のAPPENDIXとして、熱力学の数理です。
ただし、この記事では『新井朝雄,熱力学の数理,日本評論社,2020』に触れません。

偏微分は当然のこととします。

常微分方程式の完全型(積分因子)は、後述する『小寺 明解演習 微分積分』の微分方程式に載っています。

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つまづく箇所は、この2つでしょう。

  • 凸解析

    • ルジャンドル変換

  • 極値問題

    • 相の安定性

いずれも、田崎熱清水熱で解説されていますが、
数理物理学レベルでの厳密性で記述されており、
初見では把握しにくいかもしれません。

の2冊が、初見では十分なレベルでわかりやすい例で記述されています。

また、もう少し専門的に、凸解析や極値問題を知りたいのなら、

なお、ここでの極値問題とは、

  • 2次形式と微積分をミックスした、ヘッセ関数で極値問題を解くこと

を指します。微積分を学んでいる時に、突然に直交行列・対称行列・ユニタリー行列・エルミート行列が現れる、2次形式の標準化と放物、楕円、双曲(鞍点)などのアレです。

金谷健一『これなら分かる最適化数学』だけでなく、
つぎのような基礎科目の本にもちゃっかり載っていますが、
後ろの方なので、未着手の人が多いかもしれません。

2次形式とヘッセ関数を未修な人が多いため、熱力学の講義では相の安定性の説明が回りくどい展開になりがちです。

熱力学を、数理的に整った記述で見るのなら、次があります。

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