アニメ 「やがて君になる」 感想

可愛い女の子がイチャコラする目の保養アニメでも観るかというテンションでみはじめたのですが、ここまで感情を揺さぶられるとは思わなかった!

作品詳細とか書くの面倒なので率直に書きますが

小糸ちゃんの
恋する気持ちを実感できない
私は恋をしてみたい

七海先輩の
特別な私でいたい
私に好きを求めない特別なあなたが好き

この対比がなんとまあなんとまあなんとまあと言うわけです。


恋する七海先輩の可愛らしい表情や仕草に、小糸ちゃんは冷めた視線と嫉妬心で返すところなんて
私は激アツになってしまったし、

その反応に安心してしまう七海先輩の気持ちに共感して、こんな感情を表現してくれた恋愛漫画に私は出会うことができるとは思っていなかった!と胸アツ超えて火傷しました。

恋する自分に酔っていたいだけだし好きを返して欲しいなんてさらさら思っちゃいないのに、嫌いにはなって欲しくないし離れていかれるのは嫌なんですよね。

この感情をクソ自己中女として描くのではなく、上手く純愛として描かれていることでなんとも個人的には上手い(美味い)なと思って観てましたよ。
そう本当にちゃんと心から相手のことは好きになるんです。ただ、特別にならない特別に酔っていたいだけなんですよね。

乙女心むずすぎ


個人的評価は
4.0/5.0 点
です=(^.^)=

▲この先ネタバレあり▲


9話の体育祭、小糸ちゃんが恋心に気づいてしまう瞬間が七海先輩がリレーで走っている時だというのが個人的によかったです。
そして
「この関係もずっと見ていたいけど進展しちゃうの?」という気持ちと「いいぞはやくくっつけよ」という気持ちが喧嘩してだいぶ大きな声は出ちゃってたと思います。
その後ラストのディープキスには誰もが口の緩みを抑えられなかったことでしょうし…ね

体育祭マジックってのがあるぐらいあのイベントはただでさえドキドキするものなのに、その上に今まで一生懸命練習してきたリレーの最中
恋を自覚するには完璧なシチュエーションではないか?ここでわからなければいつわかる?というくらいのきっかけとして十分だと思う
リレー走ったなら誰もがわかるあの緊張感と高揚感、ある種の吊り橋効果のような状態なんだろう。

ここをきっかけとして意識してしまうなんて考えちゃった作者に私は手を合わせて拝みたい
素晴らしすぎます
尊いをありがとう
ない淡い想い出が蘇ったような気分になりました


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?