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新しい自己表現!「面刺」ワークショップはじめました。#第一回

ついにワークショップをやりました!
テーマは「名刺を捨てて、『面刺』で自己表現!」

今回は、Co-lab(コラボ)イベントvo.16にコラボレーターとしてワークショップを実現させていただきました。運営の皆様、NishitokyoCRAFTBASE様、参加いただいた方々、素敵な時間をありがとうございます。この素敵なフライヤーもCo-lab運営のデザイナーさまが、私の想いを丁寧にデザインへ落とし込んでくださいました。

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さて、前置きはこんな感じにしといて、
「そもそも『面刺』ってなによ?」ですよね。
そりゃそうだ。私がつくって、命名したもので。

事の発端は、8月末に約3年間働いた会社を退職したこと。
会社員という立場を手放した結果、
帰属性でガチガチだった自分を捨てることになった。
もちろん、捨てるまでの道のりは簡単なものではなかった。
どこにも帰属しないことで失う肩書や、立場を失うことへの葛藤や怖さがあった。

でも、立場を手放したら帰属性とは違う”新しい自分”が更新されてく実感が生まれた。帰属しないことを一つの個性として、好奇心の赴くまま、水が流れるが如く進んでいく日々にワクワクしている。
会社に帰属していた自分の名刺を捨てても何も怖れることはなかった。

顔を張って表現したい自分を生きる。
そんな生き方もアリなのでは…?

多くの人が社会システムの中で与えられた役割を演じているように感じる。
それでしか自分を表現できないのは、なんて窮屈な世の中なんだと。
みんなそれぞれ制限をかけていて、なんて生きづらい世の中なんだと。

とはいえ、みんな私みたいにいきなり立場を手放すことはできない。
むしろ気づけたのは副次効果みたいなもの。
でも、みんなにもそんな発見ができるきっかけは作れないだろうか…?

そうして発明したのが「面刺」である。

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一度6月にプロトタイプのようなワークショップを行った。

超プロトタイプ中のプロトタイプであったので、とても簡易的なもの。

今回はいくつかのワークを通じて、
①自分たちを取り巻く社会的な帰属性を認識する
②一旦それらを手放してみる
③手放して残ったもの、自分自身の to be を見つめていく
をやってみた。

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ワークショップの風景をチラ見せ。

①の帰属性についてワークを終えて、
お待ちかねの「面刺」ワークタイム!
折り紙や毛糸、布、レース、クレヨン、絵具…etc の材料を使って自由に自己表現する。

出来上がりの面刺はまさに六人六色。
同じ素材群から選んだのに、こうもみんな異なるものができるとは。

作り終わったら「面刺」で自己紹介タイム。
もはや撮影会。一瞬アイドル気分を味わえる。

「面刺」で自己紹介では、「面刺」づくりでのルールの一つ「つくったものを必ず説明すること」をやった。意識/無意識で選んだ素材、色、表現の仕方に必ず意味をつけることで、いろんな情報が出てくる。

〇〇と思われているけど、実は〇〇なのでこれを作りました。
この素材をこう使っているのは、私が〇〇な人だからです。
〇〇だから、この素材を選びました。
これから〇〇だから、これをこう表現しています。

普段とは違う自己紹介。その人の価値観、核心、性格、ありたい未来、大切にしているものたちが面刺に表現されている。
なんだか丸裸になったよう。でも、恥ずかしそうではない。
みんな説明したくてうずうず、聞きたくてわくわく。
帰属性だけではわからない、その人自身のことが溢れる溢れる。
みんな個性的でチャーミングで素敵すぎた。

ちなみに私も参加者と一緒に面刺を作成。※上の写真の人
以前6月に作ったもの(プロフィール写真)とは一転、とても明るい色使い。この理由もしっかりあるのです。(割愛!笑)

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まだまだ成長途中の『面刺』、現状ではこのような定義づけをしている。

面刺とは?:新しい自己表現ツール
名刺=社会的機能や与えられた役割を表すもの
面刺=自分という存在を主体的に表現するもの(顔が見える=主体)

そして「顔が見える」については、フライヤーデザインで大切にしてくださったことである。

「わたしたちが持つ「顔」は世界との接点であり、表面的な造形だけでは語れないアイデンティティが宿るもの。この顔を持って真正面から「私」を捉えていくことで、自分との接点を持つことができて、その色は自分からしか生まれない、唯一の創造物となるはずです。
自分の色、他の人の色、たくさんの色を見ることで、また自分の色を見つめ直していけるきっかけになれたら
そこからまた自分の世界が広がっていく新たなスタート地点に立てるのだと思っています。」By Co-lab/Identitiy Desiner

私との対話で、無意識的に取り入れていた「顔」という大切なことを引き出して表現くださり、言葉を添えてくれた。

『面刺』ワークショップ通じて、参加した人が自分を見つめ直し、
何か新しいアクションのきっかけになることを目指す。

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Co-labにてスタートさせていただいた『面刺』ワークショップ。
新しい自己表現ツールとしてこれから成長させていきます。

次はどんな「面刺」ができるだろうか?

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