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本屋に行けば、なんでもできる


ただいま天狼院書店のライティング・ゼミに6月から参加しています。

ここでは週に一回、2000文字前後の記事を提出します。
任意なので強制ではありません。
毎回出す受講生も居れば、未だ一度も出してない人もいます。

提出した課題はフィードバック担当が読み、
WEB掲載レベルか否かを判断します。
WEB掲載とは、天狼院書店のメディアグランプリというページに載ることをいいます。

さて、今週月曜夜〆切分、第7回課題の結果は……。
不合格、でした。( ´-ェ-` )シュン

それでは例によって没ネタ公開!そのあといつものように言い訳など(^_^;)

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本屋に行けば、なんでもできる

タイトルは、ライティング・ゼミを主催している天狼院書店に媚びを売っているわけではもちろん、ない。
アントニオ猪木さんの有名な言葉「元気があれば、なんでもできる」を、もじったものだ。

本屋へ行くと「人間に 出来ないことは 何もない」と、そう思う。
そのくらい本屋に行けば、ありとあらゆるジャンルの人間の叡智を、垣間見ることができる。

曰く、
「〇〇に悩んだ時に読む本」「○○検定必勝法」「願いが叶う10の法則」
「今度こそ終わらせる片づけの極意」「こうすれば○○は治る」「失敗しない〇〇のコツ」
「モテる秘訣は〇〇だった!」「〇〇に困らない人はこうしている」etc.……
(これらのタイトルはイメージです)
ハウツー物に限らない。
非情なノンフィクションが、自分の現実を救ってくれることもあるだろう。
逆にフィクションの登場人物の言動に、勇気をもらうこともある。

棚の間をブラブラしながら、並ぶタイトルを眺めていると、この世に解決できないことなんて何もないと、思えてくるのだ。

本といえば、こんな言葉がある。
「毎月収入の1%を本に費やせば、人生が変わる」

もう17・8年近く前だろうか。
当時購読していたメルマガに、書いてあったことだ。
それは配信者の「師匠」にあたる、いわゆる「勝ち組」の税理士さんが実際にやっていたことだったと記憶している。
パーセンテージは、もしかしたら2%だったかもしれない。
ともかく「収入の一定額を使って定期的に本を買って読む」ことにより、人生をより良くすることができる、という内容だった。
最近よく耳にする「サブスクリプション」の、自分で買う本バージョンというわけだ。

「借りる」のではなく「買う」のは、自分に対する「投資」だからだ。
買ったものなので、線を引こうが、書き込みをしようが、破って手帳に挟もうが、何でもできる。
借りた本ではそうはいかない。
そして、興味があるジャンルだけではなく、そうでないのも含め「本屋で目に付いた本」を買うのだという。
だからこそ、思いがけない本に出会うことができるというのだ。

私はこの言葉が、ずっと忘れられなかった。
だから一時期、実践したことがあった。
当時は手取り18万円くらいだったので、100分の1は1800円。
ハードカバーの厚め単行本を買っても、おつりがくる。文庫本なら2冊以上買える。

そうは言っても興味が無い本にお金を使うのは、もったいなくて出来なかった。
しかし「毎月一冊必ず買って読む」と決めると、興味をひかれた少し高めの本を買う時に、抵抗や迷いが出ないのは、優柔不断な私には大きなメリットだった。

買い続けていると、当然のごとく本が溜まる。
その処分が億劫なため、だんだんと買うことは減っていった。
だから人生が変わったとは、ハッキリと言えない。
しかし変わったことがひとつある。
古本屋や図書館に、魅力を感じなくなったのだ。

以前は、読みたかった本が古本屋で100円や半額なのを見つけたら、喜んで買っていた。
パソコンを購入する前は読書が趣味のひとつだったので、図書館で借りた本を片道1時間の通勤電車の中で読んだものだ。

けれど「真新しい本を本屋で買う」ことに慣れた後で久しぶりに図書館に行ったら、なんというか暗い空気を感じてしまった。
暗いエネルギーと言ってもいいかもしれない。
図書館が好きな人には申し訳ないがそれは正直な気持ちで、借りる本を探す気にすら、ならなかった。

そして古本屋で売っている本には、前の持ち主の「この本いらない。気に入らない」という思いも一緒に憑いているような、そんな気がするようになってしまった。

その点、新品ばかりの本屋はいい。
キラキラしてワクワクする、まっさらで新鮮なエネルギーがあるような気がする。
「この本いいよ! ぜひ読んでみて!」という書店員さんの推しポップがあれば、おおそうか、ならば少し、と手に取ってみたりもする。
やはり売り手側の工夫が見える本屋は、楽しい。
そうして店内をゆっくり歩きながら棚を見ていると、冒頭のようにおよそ「無いものは、無い」と思えてくる。

ネット通販のサイトではこうはいかない。
パソコンやスマホの画面に表示されるのは、興味があって検索したものと、それに関連した商品だ。
だから「何でもできる」という「万能感」は味わえない。
また、レビューを見て「人が良いと判断したもの」を買うことが(少なくとも私は)多くなるから、直感になんとなくひっかかった本を買う時の、自分の判断力を磨く機会と面白さが、半減する。

何か悩みがある時は、真新しい情報がいっぱいの、新鮮なエネルギーに溢れた本屋に入ってみるのはどうだろう。
毎月収入の1%の本を買わなくても、そのたった一回の訪問で「あなたの人生を変える」「悩みを解決してくれる」運命の一冊に、もしかしたら、出会えるかもしれない。

≪終わり≫

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この「最後まで読める記事かどうか」が
合格か否かのひとつの基準になっています。

私のこの記事は、途中離脱の可能性が高い文章と判断されました。
読んでみていかがでしたでしょうか?
やはり途中で読むのをやめたくなりましたでしょうか?
もしよろしければ、そのあたりをコメントでお聞かせいただけると嬉しいですm(__)m

「本に救われた具体例がない」ことも指摘されました。
…具体例なら、もう別の記事で書いたんですけどね。
記念すべき初投稿初掲載の、これです。

本を紹介することをメインとした記事ではないですが、
ふらっと立ち寄った本屋で出会った本に、救われたことが出てきます。
実際、今回の不合格の記事の最後の文章を書いた時、このことが頭に浮かんでいました。

でも「頭に浮かんだ」だけで「これを書いたほうがいいかも」とは、
1ミリも考えなかったのが敗因でしょうか…。

今回は「2000文字前後に収める」ことばかりを考えていました。
何を書いても3000文字前後になってしまい、
前回「詳しく書きすぎる」ことを指摘されたためです。

とはいえ今まで合格した2つだって、文字数から言えば3000字近かったのだから、必要なものを取捨選択した結果が規定内(1800~2999文字)であれば、長くても全然かまわないのですよね。
必要なものを書かなかった、思いつかなかったことが問題であって。

表面的な「文字数」ばかりに囚われてはいけないということですね。
反省です。



……と、優等生?な反省文などを書いてしまいましたが。

……もうね、正直色々、ぶっちゃけたいことも多いんですよ。
「現役受講生の声」として。
最近は「天狼院書店 ライティング・ゼミ 評判」で検索することも、
増えましてね……。

担当者によってフィードバックを戻す日が違うのも不満ですし。

7回連続提出してわかったことは、
フィードバックは4人でローテーションしているということ。

今回の担当者は2回目ですが、前回も、課題提出〆切である月曜の次の日、
つまり火曜日にフィードバックしてくれました。
それはとてもありがたいことです。
〆切の翌日に結果がわかれば、それを反省材料として
次の〆切迄の約一週間、新しい記事に集中できますから。
けれど木曜や金曜に結果がわかると、そういう流れには出来ません。

そりゃあ、ネタがすぐ浮かばずに木金過ぎてから書き始めるということも多いのですが、それはあくまでこっちの事情。
早く結果がわかれば、次に生かせることには変わり有りません。

おそらく今回の担当者は、個人的に
「みんな評価を待ってるだろうから、早く戻そう」と考えていて、
それが行動に表れているのだと思います。

担当者によって戻す日が違う、違ってもいい、ということは、
運営の中に
「〆切翌日にフィードバックした方が、受講生のモチベーションがあがる」
という考えが無いことに、他なりません。

私はそれが残念です。
他にも、実際に参加してわかった、運営の残念な部分は色々あります。

それを「記事を書かない理由」にしそうな自分と葛藤しながら、
なんとか書いている、という状況です。

今の問題は、ネタのストックが無くなったということ。
正確に言えば2つ残っているのですが、
ひとつは失敗したくないネタなので慎重に書きたいし、
もうひとつは、そもそもどういう流れで何を書くべきか、決まってないのです……。

あ~~~次は何を書こうかなぁ。
こんな私ですが、また次回もお読みいただけたら嬉しいです。
実里でした。

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