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浮雲と上の空

どうすれば、『友達』はできるのか?

共通の好きな事を見つけて、一緒に過ごせる事ができたら友達?

なかなかに人付き合いが苦手は私は、友達がいない。

別にこれまで1人でやってきたのだから、困ることはない。

…そう思っていた。


何気なく聴いてたラジオ番組の投稿用に作ったTwitterアカウント。

初めはウケ狙いで下ネタや飼っている猫の写真などをアップしていた。

なかなかにフォローワーも増えず、ラジオにも採用されない。そんな毎日だった。

承認欲求がないと言えば嘘になるが、たかがsns、面倒くさくなれば削除するつもりで投稿を続けた。

チリも積もれば…小さなことからコツコツとは良く言ったもので、ラジオで私の名前を呼ばれる事もフォローワーも増えていった。

Twitterを初めた頃から金魚ちゃんと言う私のフォローワーがいた。どうにも私は、この金魚ちゃんが苦手である。事務所から許可なしにフォローを増やすな。と言われいるので、こちらから覗きに行かなければ記事は見れないのだか、彼女の更新はラジオツイか、私のリツイートぐらいしかない。

初めは、きもちわるくてブロックしようと思っていたけど、被害はないのでほっとく事にした。

「みーこさん、今日、採用されてましたね!」

「みーこさん、めっちゃ可愛い!」

「みーこさん、いつもコメントありがとうございます!」

「みーこさん、Twitterの言葉好きです!」

ありがたいんだけどね。ちょっとね。タイミングだったり、レスポンスだったり、そもそも、なぜそんなに私に好意をもつ⁈

初めは動きがないTwitterだったから反応が嬉しかったのだけど、逐一リアクションされても監視されてるみたいで、面倒くさくなってた。

他のフォローワーさんとの会話にも割り込むようになってきたため。注意して、ミュートした。

しばらくして。仕事が忙しくなりラジオも聞かず参加もしなくなってた。

元々ラジオネタ用、薄い関係で適当にしか考えてなかったけど。

離れてしまうとなると寂しい…。

久しぶりにラジオネタで呟いてみた。

毎日の放送で新しいリスナーが増える人気番組、私の事は誰も覚えてないそう思ってた。

「久しぶりですね!」

「最近こないから心配だったよ〜」

「ビールばっかり飲んでないでラジオ参加してくださいよ!」

いつものリスナーさんからの反応が嬉しかった。あの金魚ちゃんからのリアクションはなかった。

気になってフォローワーから探してみたけど、アカウントもなくなっていた。

「やっぱり嫌われたかな…酷いことしちゃったかな…」

とあるリスナーさんからDMがきた、

「みーこちゃんお疲れ様です。金魚ちゃんから、みーこちゃんがラジオに戻ってきたら伝えて欲しいって頼まれました。まんまコピペしますね。」

「○○さん、お疲れ様です。いつもゴールデンで絡んでくれてありがとございます。みーこさんと仲が良い〇〇さんにお願いがあるんですが、私、Twitterやめます。特になにかあった訳じゃないんですが、転職も重なりリアルの方をもっと大切にしようと思ったからです。それで、お願いなんですが、みーこさんが戻ってきた時に伝え欲しいです。

みーこさんのラジオTwitterが面白くて、楽しくて、いつも前向きで。絶望してた私の光でした。私…友達いなくて距離感わからなくて迷惑かけてごめんなさい。これからもゴールデン楽しみにしてます。」

「金魚ちゃん。みーこちゃんが忙しい時でも、私がみーこさんが帰ってきた時のためにゴールデン盛り上げる!ってみーこちゃんの顔文字つかって毎日、番組ツイートしてたよ。たしかにコミュ症で痛い子だったし、自分もミュートしてだけど、悪い子ではなかったね。まぁ、あのタイプはまた戻ってくると思うよ笑」

まったくもって、めんどうな子である。

軽薄なのは私だった。自分ばかりの事しか考えず、なんて我儘な自分。

私は泣いた…

たかがsnsだと思った自分を殴りたかった…

こんなにも私を思っていたのに、感謝もせず邪険にして、謝りたいのは私だった。

snsでもリアルでも、誰かと関わり、想いを交わる。そこに感謝がなければ、心が無ければ、それはbotと一緒。

友達っていうのは難しい、でも、こうして私を見てくれる全ての人に伝えたい…。

「私に出会ってくれて、私を見つけてくれて、本当にありがとう。」


終わり。


絵本泣いた赤鬼からイメージしました。

内容は一部フィクションですが

感謝の気持ちは変わりません。

私に関わる全ての人にありがとう。