本当に、好きなことを仕事にしたい?
「好きなことを仕事にしたい」って思ったことはある?
私はずっとそう思ってた。好きなことを仕事にして「筆一本で食っていくんだ!」と思ってた。
だけど、ちょっと待って。
本当に「好きなことを仕事にする」必要はある?
▼ 「仕事」って何だろう
「好きなこと」をずっと「続けている」と、いつのまにか仕事になる、なんていう話も聞く。でも、必ずしもそうなるとは限らない。
「仕事」って何だろう?
とりあえずここでは、仕事とは「他人に求められること」としてみる。
自分の「好きなこと」を「続けていた」ら、それがたまたま他人をとても喜ばす場合がある。そんなとき、「好きなこと」は続けているだけだったのに仕事に変わる。でも、いくら続けていても、その「好きなこと」が「他人に求められること」じゃなかったら、仕事にはならない。
だから、好きなことを仕事にするには、「好きなこと」を自分で「需要」に合わせていく必要があると、spicagraphさんは言う。
でも、私は思う。
他人の需要に迎合してまで「好きなことを仕事にしたい」だろうか?
▼「できること」だけをやる人生なんて
好きなことは安売りしちゃだめだ。
たまたま需要があって、仕事になったならそれでいい。
でも、そこまでして「好きなこと」を仕事にしなくてもいい。
Yuhei Suzukiさんは、「仕事」には「相手」がいるのだから、「好きなこと」よりも「できること」にフォーカスしたほうが道が開けやすいのではないか、と言う。最初から仕事と「好きなこと」を切り離して、「需要」に自分を合わせていくやり方だ。
「他人に求められること」をするのだから、これは当然仕事になる。
だけどこの道を選んだときは、自分は何のために「仕事」をしているのかを知っていないといけない。
「お金」のために仕事をしているのなら、割り切って「できること」にフォーカスしていけばいい。好きなことを無理やり仕事にする必要はない。でも、その場合でも「好きなこと」は絶対にやめちゃいけない。「できること」「求められること」だけの毎日は人生を蝕(むしば)んでいく。
そもそも「お金」のために「仕事」をする必要が、本当にあるのだろうか? 「お金がないと生きていけない」と、思い込まされているだけじゃないだろうか?
▼ 好きなことが「たまたま仕事になる」
「好きなこと」が仕事になると、いいよね。
でも、仕事にすることをゴールにして、「好きなこと」を需要に自分で合わせていくのは、ちょっと違うと思うんだ。
「好きなこと」を「続ける」。それがたまたま「他人の求めること」だったら、仕事になる。でも、仕事にならなくてもいい。とにかく、「好きなこと」はやめないことだ。
そうしているうちに、「好きなこと」のうちのどれかが、仕事になることもある。
それくらいでいいじゃないかなと、私は思っている。
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本当は教えたくない鎌倉の呑み屋【Vol.2】
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