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偶然とタイミングの重なりが道を切り拓いてくれるのかもしれない。

花に関わる働き方がしたい、それがこれからの私がやりたいこと。

わくわくする方へ、と不安ながらも思い切って舵をきったあの日から気づけば8ヶ月が経っていたようだ。そしていまの私は花屋でフローリストとして、この言葉のとおり『花に関わる働き方』をしている。

言葉にしていけば、少しずつでも行動に起こしていけば。たとえ遠い未来のように思えたとしても、そうなったらいいなというおとぎ話を現実にすることができるのかもしれない。

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先日、私がいまの職場で働くことになった経緯について聞く機会があった。

「フローリストになりたいっていう若い女の子を紹介してもらったんだ、うちにどうかな。でも、住んでいるところが遠いからわざわざ来てくれないよね。」そう私に話していたんだよと教えてくれた。

「ちょうど若い子で、新しいスタッフを受け入れたいと口にしていたタイミングであなたと知り合ったの。この花屋で働くことに興味を持ってくれたらいいなとは思いつつも通うには大変だから来てはくれないだろうね、当時はそんなことを話していたんだよ。」

訓練校に通っている間だけの、人手不足となる土日だけの、短期間のお手伝い要員。これから先、長期に渡って働く社員になることはそもそも想定されていないと当時の私は思っていた。

「出会いってタイミングだから。」一回りも上のその人は私にそう話しながらニコッと微笑む。

私は本当にいいご縁に恵まれたようだ。私をいまの花屋に誘ってくれた人と出会えたのも、その人と出会うことになる集まりに呼んでもらえたのも、その人を紹介してもらえたのも、すべては偶然。タイミングがよかったから。

偶然が重なっていまの私がある。

ハイブリットスターチス 雲竜

フローリスト1年目のスタートラインを切ってから、あと数日で2ヶ月が経つようだ。

つくった花束が早々に売れて嬉しくなる日も、できていないことや直した方がいい癖を指摘されて落ち込みそうになる日も、鬼の金棒のような薔薇の棘と闘う日も。

お店に立つのはルーティンワークのように思えてまったくそうではない花屋での日々。2ヶ月目もあっという間に気づけば月末を迎えていた。

もっとできるようになりたい、経験を積んで自分に自信をつけたい。

これがいまの私にとっての頑張りたいこと。

これくらいの金額で花束をつくってもらいたいんだけど、そんなお客さんに自信を持って花の提案ができる自分になりたい。

少しづつだけどできることや分かることが増えていく日々。まずは3ヶ月、そして半年、一年と更新していけたら。

「いまは自信がなくても大丈夫、やっていくうちに自信はついていくから」

いつかもらったその言葉を胸に、3ヶ月目もいまあるご縁に感謝しながらフローリストへの道のりを歩んでいこう。


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