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飼い猫が健診で引っかかった

私達には、8歳(2024年9月で9歳)の猫がいる。名前はミア。
アメリカにいた時に動物保護団体から譲渡され、8年間自分の子供のように可愛がってきた。
そんなミアも来年には10歳となり、シニア期に突入する。

動物の介護は大変なので、ある程度知識があった方が良いと思い
産休中の今、動物介護士の資格を取得しようとしている。勉強すれば誰でも取れる資格だ。

獣医師さんから聞いたことや、今後のケアについての備忘録を残すため
そして、今学んでいる動物介護に活かすため、ミアの病について時折noteに綴ることにした。

★これまで不妊治療や妊娠生活関連の記事を書いてきたので、興味のない方はスルーしていただいて大丈夫です🐈‍⬛


高カルシウム血症と診断された

City Hunter  × KALDIの海南鶏飯

高カルシウム血症とは、血液中のカルシウム濃度が非常に高い状態。
今日初めて、ミアは高カルシウム血症と診断された。

高カルシウム血症の原因は以下。

  • 特発性高カルシウム血症(=原因不明

  • 原発性上皮小体機能亢進症

  • 悪性腫瘍

  • 副腎皮質機能低下症

  • 腎疾患

  • ビタミンD中毒

  • 骨溶解性疾患

  • 肉芽腫性疾患

腹部エコーやレントゲン、血液検査の結果から
ミアの場合は原因不明の特発性高カルシウム血症か、原発性上皮小体機能亢進症が原因と考えられるとのことだった。
原発性上皮小体機能亢進症の血液検査の結果は2週間後に出るので
それで問題がなければ原因不明ということになり、対症療法(病気の原因を除くのでなく、あらわれた症状に応じてする治療法)しかないという。

高カルシウム血症になると一般的に食欲不振活動性低下が起こる。
嘔吐、下痢、便秘、多飲多尿、泌尿器症状などもみられることがある。
最近水を沢山飲むなぁと思っていたけど、これが原因かもしれない。ショックだった。今後は他の症状も表れるかもしれないので、注意深く観察するとともに、こまめに血液検査を受け、異常があればすぐに病院に来るよう言われた。

一連の検査は3万円程かかった。トホホ(古)

これまでにかかった病気(片方の腎臓が若干萎縮 / ストルバイト / 過剰グルーミング / 奥歯の歯茎の腫れ)

隣の家族は青く見える × 無印のパッタイ

ミアの片方の腎臓は画像で見る限り、若干萎縮しているそうだ。
片方の腎臓が機能していなくても、もう片方の腎臓が働いていれば問題はない。今回の健診で実施した血液検査では、腎機能は特に異常なかった。この場合、まだ「腎疾患」や「慢性腎臓病」、「腎不全」といった診断名はつかないそうだ。(ちなみに、肝機能、血糖値、タンパク濃度等も正常だった。)

猫は腎臓病になりやすい生き物なので、珍しいことではないけど
両方の腎臓が働かなくなると深刻な問題が起こるので怖い。

また、ストルバイト(尿に含まれるマグネシウム、リン酸塩、アンモニウムなどのミネラル成分が結晶化したもの)も出やすいので、数カ月に1回尿検査をしている。結晶が集まって結石になると、尿路に詰まり緊急処置が必要になるので、こちらも注意が必要だ。

ストルバイトは、尿のpHがアルカリ性に傾くと出来やすくなる。食事療法が有効で
ミアの場合、魚介類が入ったウエットフードやチュールを避けることでストルバイトが出来なくなった。ドライフードは色々試した結果、「ブリスミックス キャットフード pHコントロール チキンレシピ<グレインフリー>」に落ち着いた。ただこのフード、お店ではなかなか売っていないので
Amazonで買うしかない…

そして幼い頃から悩まされてきたのが、過剰グルーミング(毛が薄くなるほど舐めてしまうこと)だ。
特に季節の変わり目は酷く、数日舐めては苦しそうに毛玉を吐くの繰り返し。皮膚が赤くなり出血することもある。

皮膚疾患やアレルギー、遺伝、ストレス etc. 様々な原因が考えられるが
ミアの場合、原因が未だに分かっていない。
日本の複数の病院でもアメリカの病院でも、色々な検査をして獣医師さんに意見を聞いてきたし、家の中を常に清潔にしたり、遊ぶ時間やスキンシップを増やしたり、ブラッシングを欠かさず行ったりと出来る限りのことはしてきた(ブラッシングで無駄な毛を除去することで、たとえ舐めたとしても毛玉が胃にたまるのを防げる)。可哀そうだけどどうして良いか分からず、今でも途方に暮れている。

今回の健診で、奥歯の歯茎が若干腫れていることも分かった。
今のところ食欲は旺盛だけど、酷くなると食欲不振につながる。
猫の歯磨きは週に2~3回が理想だけど、ミアは歯磨きが嫌いでなかなか口を開けてくれない。
先生からは当面、口腔善玉菌を餌に混ぜることを提案された。でもこれは根本的な解決策にはならない。そろそろ本気で歯磨きデビューをしないと…
(歯石は全身麻酔をしないと取れないらしい)

ペットを飼うということ

近所の湖畔の定食屋さん

ペットは沢山の癒しを与えてくれる。
でもペットを飼うということは、命を預かるということ。
子育てと同じで、大きな責任が伴う。

ただ可愛いだけじゃない。
先述の通り病気はするし、病院に行くとお金がかかる(ペット保険に加入すれば負担はいくらか軽減される)。
猫は5-6kgあるので、女性が1人で病院に連れていくのは結構大変。
長期の旅行にも行けない。家具はボロボロになり、家中毛だらけになる。

時々嘔吐下痢もする。汚物を片付けるのは大変な作業だ。食欲がなくなることもある。

そして一番大変なのは、言葉が通じないこと。
猫に「そんなに舐めたらまた吐くよ」と言ったところで、通じないのだ。
病気になっても自分で症状を伝えられないから、飼い主が異変に気付いてあげるしかない。特に猫は苦痛を隠す生き物なので、異常に気付くのが難しい。

それでも、ミアが大好きで可愛くて愛おしくて
家族同然だからお世話出来ているし、これらのことも我慢できる。「次またペットを飼うか?」と聞かれたら即答できないけど😅

猫の平均寿命は15~16年なので、一緒にいられる時間は残り少ない。
少しでも長く、かつ健康に快適に生きてほしい。そのために出来る限りのことをやりたい。

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