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おかあちゃんの桃太郎①

まだ寝られへんのかいな…
しゃーないなぁ 桃太郎のお話したるからこれ見たら寝るんやで。

むかしむかし、あるところにめっちゃ仲のいいおじいさんとおばあさんが住んではってん。

おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯しに行ったん。
おばあさんが洗濯してたら、上の方からめっちゃでっかい桃が
どんぶらこっこ〜どんぶらこっこ〜って流れてきてん。

めっちゃびっくりしたおばあさんは
「そうや!こんなでっかい桃、おじいさんもびっくりするわ笑
持って帰って一緒に食べよ」って
よっこらしょっこら持って帰ってん。

ちょうど山から帰ってきてたおじいさんがいろりの前でくつろいでたら
おばあさんがでっかい桃と帰ってきたし
「うわっでっかい桃やん…どしたんそれ…」と
びっくりを通り越して、若干引き気味のおじいさん。

「でっかい桃やろ?洗濯してたら流れてきてん。
一緒に食べようと思ってな〜」
包丁片手に楽しそうなおばあさん。

「せいや!」
と、桃に切りかかると

「おぎゃあ!おぎゃあ!」
と、赤ちゃんの声。

二人ともびっくりして、よくよく見たら
男の子の赤ちゃんがそこにおった。

これも何かの縁やろうと、[桃太郎]って名前を付けて、大事に大事に育てて
桃太郎はしっかりした立派なお兄さんになった。

ある日、桃太郎がおじいさん、おばあさんに話したい事がある言うて
ご飯食べながら話し始めたんや。

この続きは、また明日な〜
おかあちゃんも眠たくなってきたしな〜
ほんなら おやすみやで〜

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