推しがいれば、明日も明るく生きられる

久々の更新で、すごくどうでも良いことを書くけれど。
私には今、猛烈に推しているキャラがいる。

小さいころからアニメや漫画は好きだったけれど、特定の推しというのはいなかった。「●●マジ萌えるー!」などと叫ぶ友人は周りにいたが、自分自身はそこまでキャラに入れあげられず「そんなもんかな」と思っていた。

それなのに。
いつ頃からか、私の毎日は"彼女"が中心になってしまった。
彼女が出るシーンを繰り返し見ては「はー尊い」とため息をつき、辛そうな顔をしていれば「救われてくれ…」とガチ泣きしてしまう。
そして、彼女が笑えば、私も無性に幸せな気持ちになる。

ちなみにそのキャラは、片思いの相手とその恋人をガチで殺しに行ってしまうメンヘラヤンデレ少女で、1000歩譲ってもまともじゃない。
それでも、そんな彼女がとにかく綺麗でカッコ良くて可哀想で愛しくてたまらないのだ。
グッズもめちゃくちゃ買い始めたし、彼女の出るシーンにひとつひとつ付箋までつけている。もう本当にどうしようもない。

だが、一番驚いたのは、この「推し」との出会いが私のQOLを何段階も引き上げてくれたことだ。

猛烈に「好き」といえる何かがあることは、人間に生きる活力を与えるらしい。
彼女が出てくるだけで気持ちが高まるし、明日もいい日になる気がする(無根拠)。それに、数は少ないながら他にも同じような人がいるので、Twitter上で一緒に盛り上がることもできる。ひとりじゃない。
まあ、一癖あるファンが多いのでもめることもないわけではないが、それもまた一興で。
彼女の再登場を願って二次創作を投稿したり、生誕祭タグに参加して応援したり…。盲目的に没頭する日々は、不思議な満足感に満ちている。

私の場合はキャラクターだったが、アイドルやミュージシャンを推しまくる人も、基本的には同じ気持ちなのだろうと思う。
今まで「なんでそんなにハマれるの…?」なんて思っていてごめんなさい。あなた方の気持ちが、20代後半になって分かりました。
推しのいる世界は、こんなにもキラキラしたものだったのですね…。

何故そのキャラにはまり込んだのかの分析は一通り済んだので、正直こっ恥ずかしいところも少なくない。
けれど、いろいろ考えてそこそこのバランスを取るよりも、時には「好きだ」という気持ちにまかせて爆走してもいいのではーーそう思う今日この頃。


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