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みなかみにいるすごいYouTuber ラマ先生にインタビューしてみた!前編


みなさま、ご存知でしょうか。
みなかみ町には、すごいYouTuberがいるのです。

「rama109」というチャンネル名で、
”オネエキャラ”でスノーボードについての動画を発信している、ラマ先生です!

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ラマ先生は、
スノボ全日本技術選手権を5回制覇した、
すごい実力を持つプロスノーボーダーであり、
みなかみ町でアウトドア会社「R-LABO」の代表でもあります。
本名は、平間和徳さん。

なんと、インスタグラムやTiktokなどのSNSの総フォロワーは24万人を超え。とても影響力のある方なのです!

平間さんには、今シーズンのみなかみ町スキー場アンバサダーとしても活動していただいております!

そんな平間さんに、今回は観光協会の職員KとNがインタビューさせていただきました✨
今年の冬の振り返りから、ここでしか知れない、ラマ先生のエピソードも教えていただいています!

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<まずは今シーズンの振り返りについて>

K:プロスノーボーダーであり、YouTuberである平間さんから見て、今シーズンはどんなシーズンでしたか?


平間さん:今年は昨シーズンより 雪がたくさん降って、各スキー場にものすごい雪が豊富になりましたね。あと、コロナ禍も相まって、スキー場に足を運んでくれる人が増えたんじゃないかなって思ってます。やっぱ外のスポーツなので、それなりに感染対策をスキー場が頑張ってくれてますし、安心してご家族とかも来てくれるのかなと思います。ここ数年の中で一番スキー場がにぎわっていたんじゃないかなと思ってます。

N:オリンピックもありますかね。

平間さん:それもありますね。平野君がすごい頑張って素晴らしい結果を見せてくれたので、その次の週とかは盛り上がってたと思います。
僕のインスタグラムのフォロワーとかも今シーズンで3万人くらい増えたので、見てくれる人来てくれる人、スクールに入ってくれる人もほんとに増えました。

N:コロナで外国にいけなくて、冬のアクティビティーとしてスノボとかが選ばれているというところがありますかね。

平間さん:スキー・スノボは、一人でできるし、群馬は日帰り圏内というのも大きいのかもしれないです。


<平間さんの過去について>

K:平間さんは子供時代どんな少年だったのでしょうか。


平間さん:とにかく”なんで?”がすごい強い子供でした。オタクだったんで。追求心とか、”なぜ?””どうして?”が強かったですね。あと、両親が共働きで、お寿司屋さんだったんですけど、何かやらかしたらめちゃくちゃ怒られるから、やる前に考える癖がつきました。すごいトリッキーな家だったので。たとえば賄のごはんが出来たから食べに来い、と言われて食べに行くと、「この忙しいときに何食べに来てるんだ!」って言われたりするんですよ。さっき食べこいって言ったよね、って(笑)だから、食べこいって言われても「ほんとに?」って様子を見るようになったし。今行けるタイミングだ、とか。そこで状況判断したりとか。

N:じゃあ、そのころから状況判断力が養われていたんですね。

平間さん:そうですね。様子を見る、俯瞰する、達観する、という能力はすごい培われたと思います。ゴロゴロ環境が変わるので。

N:いつ千葉からみなかみにいらっしゃったんですか?


平間さん:千葉は、高校2年くらいのときに 修学旅行がスキーだったんですけど、そのスキーのインストラクターがめちゃくちゃかこよくて、なりたい、と思って。高校卒業してまず長野に行ったんですよ。長野のスポーツの専門学校でスキーを専攻してスキー勉強して。20のときにインストラクターの資格を取って、長野にこもっていたんですけど、23くらいのときにラフティングに出会ったんです。

ラフティングをしにみなかみに来て、先輩がガイドをやっていて、めちゃくちゃ面白くて。かっこいいな、これだな、と思って。夏は群馬、冬は長野っていう生活をしてて、活動しているうちに、全部群馬がいいなぁ、と思い始めて。とくにみなかみは、雪山と、川、湖と、なんなら群馬から海に日本海も太平洋も2時間30分でいけちゃうから。なんでもできるなスポーツって。今もそうですけど、みなかみがアウトドアの最先端だったんですよね。アウトドアアクティビティーの、世界中の最新の技術や知識・スペシャリストが集まっていて、自分が経験を積むのにすごくいい場所だと。雪もすごいふるし、グリーンシーズンも川も湖もすごく気持ちいし、自分が骨をうずめる場所はこういう自然の中がいいな、と徐々に思い始めて。いつの間にか独立して、自分で会社を立ててました。


K:今のスノボの技術はどうやって身に着けていったのでしょうか。


平間さん:全部独学です。やっぱ日本人って先生に正しい道を教わって、答えを教えてもらって、その答えを守る、というのが目的になりやすい。「先生答えは何ですか」って。それよりも自分がどうだったかが大事だなって、自分では常に感じていて。なんでかっていうと、子供のころから”なんでなんで” 聞くし、親にも「食べにこい」って言われても怒られたりしたから。常に考察する癖がついていて。先輩から「こうしなさい」と指導されても、”ほんとに?”って思っちゃうんですよね。で、絶対精査するんです。先輩がやってるその方法よりも自分がやってるこの方法のほうが、実際には速かったりすると、「自分のやり方のほうが速くないですか?」っていうと、・・・まあ、嫌われますよね笑。

日本の学校ってほとんど”承認”制度じゃないですか。「この問題分かる人」、「はい、〇〇です」、「正解」、「間違い」、「方程式が違う。」って。
答えが合っていても方程式が違うと間違いって言われちゃうような学校だから、「答えあってるのにだめなの!?」って思ったりすることがありました。通学路とかも決まってるじゃないですか。危ないからって。でも安全守りながらだったら、この道じゃなくてもよくない?って思ったりとかして。それをディスカッションする時間とかもないし。一方的に決められて、一律に決められる。それが納得全然できてなくて。それが残っていて、先輩から言われた話も「なんでですか?」って聞いちゃう癖がありました。それに根拠あるんですか?って聞いちゃうめんどくさい後輩みたいな・・・笑 
とにかくオタク脳だったので、研究・実験が好き。入ってきた教えは、情報の一部で、それをもとに自分の経験と重ね合わせてトライ&エラーを繰り返すのが癖になってて。そうやってきたら、自分の目的を達成をするのが、早かったんです。時間かかるじゃないですか、先輩の話を聞くのって。それが、自分の成長の速度が遅くなると思っていたからとにかく結果を出している人、一番結果出している人を探し出して、その結果の出し方をまず真似したりとか。そうやってトライ&エラーした結果、スキルが重なっていって、スノボの技術戦というジャンルではキャリアを相当つめました。


<平間さんのYouTubeチャンネルや、SNSについて>

K:ちょっと話が変わりますが、YouTubeをはじめようと思ったきっかけってあったのでしょうか。


平間さん:あります。明確あります。もともと、知ってもらう力が必要だと思っていたんです。どんなに価値のあるものとか、どんなにすごいものとかを 作ったとしても、知ってもらわなかったら無価値だと。それはなんでそう思ったかというと、うちの親父が、市内では一番大きい方のお寿司屋さんだったんですね。親父がよく言っていたのが、「知ってもらわないとどんなに美味しい物作っても、食べてもらえないから。(いちお寿司屋さんなんですけど)、新聞に折り込みいれろ」って。個人の経営のお寿司屋さんでそういうのするの結構勇気がいると思うんですけど、知ってもらうことにすごい注力したんです。

知ってもらうためにやったことはまずMixi。で、Facebook、Twitter、Youtube、インスタ、Tiktok。あらゆるSNSに手を出して。一番きっかけになったのがTiktok。3,4年前に始めたんですけど、そしたら一回バズって、5万人くらいまで上がって。20代の全然僕のことを知らないスノボってなに?って子も、「スノーボードのラマ先生」として知ってくれてるという話を聞くようになって。全然リーチがかけられなかった世代にかけられるようになって、これはすごいなって。やっぱりクロスマーケティングと一緒で、自分が把握しているマーケットの中で同じ情報をずーっと発信してても、見てくれるマーケットは活性化しないし、同じ人が見てるんですよね。だからその、同じマーケットに重なる隣の世代・隣の世代に、遡及できるような、SNSを、駆使して、クロスマーケットしなきゃだめだ、と思って。全部やるようになりました。

N:みなかみをきにいってくれていて、ほうだいぎのここのコースがすきというのを発信してくれているのが、みなかみについての、良い発信にも繋がっているのかなあって。そういう発信してくれているところで、みなかみを思ってくれてるんだなあと。

平間さん:大好きですよ。ぶっちゃけみなかみで死にたいと思ってます。
こんないいところはないですよ。災害も少ないし、台風もよけてくし、地震も揺れないし。・・・川くらい。笑

自分は川で仕事をしているので、川に対しては敏感だし。あとは人が素晴らしい。地元好きな人が多い。みなかみを盛り上げたいと思ってる人が多い。協力していきたい。
なんかね、きれいごとじゃなくて、実験したんすよ。ギブしたらほんとうに返ってくるのか。自分の後に続いてくる後輩のライダーとか、関わっている人たちみんなにギブをすると、返ってくるんですよね。やる気出してくれるし、活動もっと頑張ろうとしてくれるし。活動のグループにかえってきたりするし。偉い人がいってるこのことほんとなのかなって。
だから町にもどんどんギブしていきたい。結果この町が盛り上がらないと、僕の会社も盛り上がらないし、今そっちに視野がいってますね。

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(インタビューは続きます!後編では、平間さん視点でのみなかみについてなどをお届けします。平間さんの会社の理念にもなっている、”楽しいの共有”に含まれた意図に、とても共感し感動しました.... ぜひ後編もチェックしてください!)

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