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いつも通りの君がいる幸せ

おつかれ~

いつものように駅の南口のローターリーに停まっている君の車のドアを開ける。

平日の仕事帰りのいつものやつ。

なんとなく互いに早めに仕事が終わりそう、もしくは誰かとご飯が食べたいなって感じあうと遅かろうがなんだろうが一緒にご飯を食べにいく。車で移動する君はお酒が飲めないから居酒屋以外で夜遅くまで開いているお店の選択肢が少なくていつも同じような種類のお店をぐるぐると。

回転寿司、ファミレス、焼肉、、、、。

それでも特に不満もないし、別に飽きるわけじゃない。こういうときの”ご飯”って会うための口実だったりするから、結局何を食べてもいい。

仕事の愚痴を言いあうときもある。週末の予定について話すこともある。ネットニュースを一緒に見ることもある。美味しそうなお店の特集を眺めることもある。何をしているわけじゃないけど、一緒にいる。

この「一緒にいる」って感覚がすごいすき。

同じ空間にいて違うことをしていても、一緒にいるって感覚がもてる相手の存在っていい。同じ空間にいなくても「一緒にいる」って思える存在はもっといい。

暑い日差しのなか営業先に向かって歩きながら、肌が弱い君は汗できっと痒みがでてくるんだろうなと想いを馳せる。私も肌が弱いから似た者同士だなと思う。

そんなあまり好ましくない共通点でさえ少し嬉しくなるのは、相手が君だから。

出会ってもうすぐ4年。まだ4年なのか、もう4年なのか。

人生の大先輩たちからしてみると4年なんてあっという間なのかもしれないけど、わたしにとってはそれなりの時間である。

この4年、何度もこのまま”一緒にいる”ことに悩んだこともあったかな。そういえば君はどうだったんだろうか。私の側にいることに躊躇うことも何度かあったのかな。

たまに喧嘩しながらも仲良くやってきた方だと思うけど、きっと互いに迷うことも目移りすることもあったはずで、その度にやっぱりこの人がすきだと感じて、こうやって一緒にいる選択をしてきたんでしょう。

すきって言ってもこの人に会えないと苦しいとか、触れたくて触れたくてしかたない、みたいな勢いのある好きじゃなくて”心地よい”くらいの感覚。

ほっとする。

いつものようにご飯を食べながら目の前に座る君の顔を見る。

何気ない変顔がかわいくて、やっぱり好きだと感じてしまう。

顔なんて出会ったときから変わってないし、なんなら4年も経って月日の流れには抗えない劣化もしていると思うけど、だけど今も好き。

全然おしゃれしてこないし、完全に気を抜いていてお腹はでてきたし、そもそもデートらしいデートの回数は最初から少なかったような気もするけど。

毎週末会えないと嫌だ!なんてタイプじゃないから、好き勝手に互いに予定を入れると「ま、予定が合わないならしょうがいないよね」って気づいたら割と近所に住んでいるのに一月くらいまともに会わないこともある。

だからってその間に君と会う女の子に嫉妬することもない。なんでだろう。たぶん私よりかわいい女の子は山のようにいるんだけど、私にとって君は君だけであるように、君にとっても私は私だけだと思う。綺麗だとか、かわいいだとかそういう次元の存在じゃないと思うんだよな。


いつものように車で私の家近くまで送ってくれて、ばいばいをする。

ありがとって言うとタクシー代3000円な!なんていつも言ってくるけど、もはやそんなやりとりも毎回のことで、ふたりのなかの「いつもどおり」が増えていくことに嬉しさを感じる。

きっとこうやって、いろんな二人にとっての”ふつう”や”あたりまえ”がたくさんできてきて、ふたりの生活が成り立つんだろうな。










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chan

美味しいお酒とご飯が大好き。あとは読書・旅・お昼寝。

好きな人とのこと

スキな人、大切なひと、恋愛のこととかについて
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