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Vol.1 滋賀 羊の毛を刈る

厳しい冬、もこもこの毛をまとい過ごした羊たち。春の陽気、八重桜の咲く頃に、毛刈りの季節がやってきます。2022/4/13、滋賀県畜産技術振興センターの羊の毛刈りを見せていただきました。

この子は、生まれて初めて毛刈りを体験する1歳の男の子。日本コリデール種(少し雑種)です。毛刈りのプロに身を委ねて、気持ちよさそう。電動バリカンの音が響く中、なされるがままに…。なんでこんなにおとなしいの?と不思議でなりません。羊の安心感が伝わってきます。

お腹から背中に向けてちょうど半分刈られたところ。羊毛の生え方、状態がよくわかります。生え際にそっと手を入れると熱気がすごい。羊毛は弾力があって、とにかく熱く、分厚く、驚きました。これを身につけていたなんて!

羊1頭分の羊毛を広げて状態を観察します。手前が頭、奥がお尻。まるでコートを脱いだようにきれいな一枚です。素人が毛刈りするとバラバラになって、こうはならないそう。

刈り取った羊毛をどうするかは、飼育場によってさまざまです。洗って製品にしたり、そのまま肥料にしたり、やむをえず廃棄したり。今回、羊毛の状態によって選り分けて、どう使うか考える作業も教えていただきました。 続きは次回

ところで…

お母さん・お父さんが毛刈りされているそばで、群れて、飛び跳ねて、遊び、走り回っていた子どもたち。生後2週間です。からだ全身がぴょんぴょん動いて本当にかわいい…(ため息)。羊は生まれた時、しっぽがとっても長いんです。飼育管理、衛生状の理由から、短くするそうです。


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