ルノルマンカードの意味を一枚一枚Miboなりに深堀してゆこう第5回です。
リーディングの一つのヒントとしてご活用いただければ幸いです。

5.木(Tree)

キーワード：成長、健康、時間をかけて、ゆっくりと

木は太古から、それこそ人が人として進化し生まれる前から存在しています。長く、当たり前のように存在している木ですが、現在の東京等の都会では意図的に見ようとしないと目に入らない植物かもしれませんね。
田舎生まれの私にとってはとてもさみしく、木の深い緑を見ると何とも言えない安心感に包まれます。

木は小さい芽から本当に長い時間をかけて大きく成長します。
ルノルマンカードに描かれている木も大木に成長した大きな木が描かれていることが多いです。長い時間、ゆっくりと成長するという意味もあります。急にどん！と木は成長しませんからね。
長い目で動くことも時には大切であるということを言っているのでしょう。

また、木のシンボルは旧約聖書では"生命の樹"として。カバラにおいては生命や魂の在り方として描かれています。北欧神話ではユグドラシルが有名ですね。神々と今世の世界を体現する一つの大きな木。木というシンボルは"命そのもの"のシンボル、また世界そのもののシンボルとして、健康、人の生き方、さらに広い視野でみた世界ということも示しているのです。

大きく包み込むような安心感のある木ですが、それを自分に投影すると、なんとも時間が必要で人によっては"まどろっこしい！"と感じてしまうかもしれません。そこは落ち着いて深呼吸。ゆっくり世界を見渡しながら自分の位置を見定めて地道に前へ進むこともまた最短ルートの時もあります。

焦らず、騒がず、ゆっくりと…ですね。

Mibo