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これからの時代に必要な『オンライン保健室』とは

今回は我々が提唱しているこれからの健康づくりに必要な仕組み
”オンライン保健室”について書いてみたいと思います。

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これからの時代は病院ではなく保健室が必要になる

以前、医療と健康づくりでは領域は異なり、共に共存する社会の仕組みが必要という記事を書きました。まだ読んでない方は是非ご覧ください。

私は、医療自体を否定するつもりはありません。
ただ医療は部分的必要領域であり、特に慢性疾患に関しては根気よく生活習慣を改善していくアプローチが欠かせません。

日本は世界一病院が多い国です。
しかし、保健室はどうでしょうか?
学校には存在する保健室が、なぜか社会に出た途端ほぼ存在しません。

では、ここで考えていただきたいのが今病院に来院されている人は本当にすべて病気の人でしょうか?ちょっとした不調があり、それを相談できる場所がわからないからとりあえず病院に来たという人が実はとても多いような気がします。

しかし、残念ながら医者は病気のプロであって生活習慣改善のプロではありません。なので、その原因を特定できない場合が多いのです。

それに対して保健室では、日々の些細な悩みを気軽に相談できる先生がいます。そこに来るのは病人ではなく健康不安を持った方々です。これからの日本の健康づくりを考える上では、保健室の機能を持つコミュニケーションスペースが必要なのです。

膨らみ続ける社会保障費を押さえ込むには、病気をなる前にサポートする仕組みがなくてはならないのです。


保健室を必要としているのは誰だ?

不調を抱える人々、すぐに思い浮かぶのは高齢者の方々かもしれません。
実際に高齢者に保健室は必要です。思い出していただきたいのですが、病院にいつも同じお爺さんやお婆さんがいることはないでしょうか?

実は彼らにとって、病院は地域のコミュニケーションの場にもなっているのです。先生や、お友達とお話しにきている方が実はかなり多いということです。しかし、本来病院は病気の方のみが来院するべき場所であり、彼らには彼らのコミュニケーションの場が別に必要になってくるのです。それが保健室であるべきなのです。

そして、もう一つ若者にも保健室は必要です。
20代の若者は、若いから大丈夫と過信してしまいがちですが実はここにも健康不安を抱える方がたくさん存在します。そして、そういった方にとって病院は後回しになってしまいがちです。病院というのは少しハードルが高いのです。そしてまだ病気の領域には到達していないので、診察を受けても原因が不明の場合が非常に多いのです。だから、若者にも気軽に不調を相談できる保健室が必要なのです。


誰が保健室を運営するのか?

では、この保健室は誰が運営するべきなのでしょうか?
学校の保健室では看護師免許を持った保健室の先生がこれを運営しています。社会ではどうでしょうか?

まずその1つとして今注目されているのが、地域の薬局になります。
実際にこれからの薬局の立場として、”健康サポート薬局”という考え方が注目されています。

薬局は、すでに全国に拠点があるので展開としては想像しやすいと思います。しかし、現実としてまだまだ実現できているところはわずかです。

原因としては、薬局はやはり薬を処方するのが従来の業務であり多種多様な生活習慣に対応して相談をうけるノウハウが少ないということがあります。薬剤師は薬のプロであり、生活習慣改善のプロではないということです。

そこで本来はここに他の専門家への橋渡しが必要ということになります。例えば、管理栄養士、理学療法士、鍼灸師、看護師、パーソナルトレーナー、セラピストなどです。しかし、この横の連携がほとんど機能していないのが現実です。

薬局もその候補の一つではありますが、より多くの専門領域を網羅する新しい場所を作ることはこれからの課題と考えています。
実はこれに我々は”健康ピットイン”という名前をつけています。

それは、カフェのような形態かもしませんし、窓口のような形態かもしれません。いづれにせよ、より気軽に生活習慣改善に関する専門家へアクセスできるオフラインとしての場が必要になるのです。この健康ピットインは、我々のこれからの構想の一つです。


オンラインでの保健室運営の在り方

2020年、我々はこれまでに経験したことのない脅威にさらされています。
新型コロナウィルスの到来により、従来の健康づくりの在り方が大きく見直されはじめました。そして、これまでなんとなく病院へ行っていた人はコロナ感染を恐れて激減したのです。そして、人々は益々不調の相談窓口へのアクセスを失ったのです。

さらに、コロナ感染者の中で特に重症化する人は重度な生活習慣病を患っているケースが多いことが明らかになりました。そういった社会情勢の中で、人々は『免疫力』を意識しはじめ、それに栄養が関わっているということに気づき始めたのです。

そして、人々は広告に惑わされない本物の情報を求めるようになりました。

『今、私に本当に必要な健康改善はなんなのか?』

誰にでも当てはまるありきたりな健康法ではなく、個人個人の状態に合わせたパーソナライズな指導やソリューションを求める時代へと急激にシフトしてきたのです。

そして、さらにそれが地域差や対面の感染リスクに左右されない平等な仕組みであることが重要です。

そこで我々が考えるのが、オンライン保健室という概念です。

オンラインで誰もが好きな専門家へアクセスでき、学び、カウンセリングを受け、改善指導をしてもらえる不調相談プラットフォームが求められていると考えています。さらに自分の状態に合わせた優先順位で改善していけるように自分だけのカルテも同時に必要です。それが、世界で初めて未病を見える化したHQCチェックにあたるのです。

そして、我々はこの仕組みを形にしました。
それが、『未病を相談できるポータルサイト Fucho.me』です。

このサイトの中では、HQCチェックを受けたり、各専門家からウェビナーを受けて学んだり、One to Oneのオンラインカウンセリングのお申し込みができたりします。完全にオンライン完結の仕組みなので地域差や感染リスクも一切ありません。まさにこれからの時代のオンライン保健室そのものだといえます。


健康を求める誰もがそのチャンスを得れる社会にする

これが我々の理念であり、使命です。
その第一歩は始まっています。この1年で時代は大きく変革しました。

これからの令和時代に必要な新しい健康づくりプラットフォームを我々はこれからもコツコツと創り上げていきます。

もし、この想いに共感いただける方は我々と一緒に創り上げて行きましよう!HQCアドバイザーも引き続き募集しておりますので、お待ちしております。


すべての人々に平等な健康機会を提供し、病気で後悔することのない、
幸福な人生を実現する

これが我々の会社理念です。

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