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詩 後悔



 詩 後悔


またこうなる
微温ぬるまくう調ちょうばかりえらんで
しゃくねつとうけつとおざけて
かいをわかりきったつもりの
とき
ふいに
宣告せんこくが だくが 災害さいがい

このからったはずの
けん拒絶きょぜつ
熱暴走ねつぼうそうのように なくいて
かいを にんを てんじょう
にらむ らした剣幕けんまく

何年なんねんかにいち
だけどけっして わすれられはしない
制御せいぎょのうてき
いて あまたまれ
そんなせつ

の ちいさなよろこびを
なるべくおおにしないよう
つつましくあつかっていて
だって
らいは 旱魃かんばつは 豪雪ごうせつ
いつかおとずれて
閉塞へいそくした安寧あんねい
こわしてしまうから
そのとき
微温湯ぬるまゆくう調ちょうばかりえらんだひと
どこにも適応てきおうできずに
くして
そらにらむのだから

きみは
そうはならないで

のろいをりまく
ことが
げん








東方とうほう想天そうてん』に登場する竜宮の使い『なが衣玖いく』を基にした詩歌