生理バッジと「生理ちゃん」の取り扱い その2

おお、なんという事でしょう…。

別ブログで不調だった編集不具合がnoteの方ではしやすい……。

ということで引き続きその2を転載します。

そして引き続き以下 生理ちゃん肯定派の皆様にはキツイ内容かもしれないので自己判断でお願いします。


生理バッジと「生理ちゃん」の取り扱い その2

さてさて11月下旬、長年ピグで楽しんできた心の箱庭がもうすぐ終了という事で虚無に襲われていた所、10月の心揺さぶる騒動の数々に引き続き、またもやセンシティブな話題で溜め息が重なるばかりなのであった。


と行きたいところだったが、ちょっと終われなかった。気分的に。

前回分の記事を書いたのと少し次の思考へ移ってしまったので、生理ちゃんについて書く事にはややモチベーションが下がったが、ここは書き留めておかないといろいろ忘れるので書いておく。

生理バッジについて何となく話題を追っていると、コラボキャラである漫画ツキイチ生理ちゃんの話題がどうしても出てくる。
この漫画についてはおそらく賞を取った頃にネットに流れてきて最初の頃の話を見た記憶があった。
一般的に受けやすいような面白い切り口で、全体にクセはあるもののかわいらしい画風で歓迎ムードだった。
生理ちゃん自体はキモカワが売りと言って良いようなキャラデザインだったが、ストーカー暴力男風の不愉快さも含んでいて、先を追うほど読んでいなかった漫画だ。

まあ何というか、生理への理解に飢えていた、飢餓状態だった層の心を掴んだと言える。
そしてロクな性教育を受けて来なかった人々にわかりやすかった。

しかしそうして脚光を浴び、今回のように百貨店でのコラボキャラとして登場してサイン会なども行い、それが映画化の公開時期と重なるPRを兼ねていた事で、作者の問題が知れ渡る事になる。

古参ファン層の割とヒドイ言い分なのか擁護らしきものによれば、彼に良識を求める方が間違っている、彼はミソジニーと性加害ネタをギャグにするのが持ち味の作家、今更である(要約)とのこと。

そう、この原作者は自分の問題になるだろう過去作やら、生理ちゃんと同時進行の問題作やら、インタビュー記事やらをほぼ全く隠していないし問題があるとも思っていないのだ。
流石に皇族への侮辱と取られるものは下げたようだが。
女性への侮辱は、認識していない。当然の権利だと思っていることは明らかだ。

いくら他の作品は別だとか、作者の人格は別問題だとかいう意見を見ても、いや限度があるだろうとしか思えないほど酷い。
そして別物というには性という意味では共通テーマであり、生理ちゃん自体にも毒要素がありすぎる。

アングラサブカルチャーでは受け入れられても、公共の場に堂々と出てきて、何も知らない人々に読ませていいものではないという認識にならざるを得ない。

性的に無知な少女に男性器をなすりつけて性加害をする事を、面白いこととして描いているもの(「子どもの絵本 なすりつけ太郎」参照 閲覧注意)を見てしまっては、もはや生理ちゃんキャラは痴漢以外には見えず、例の生理バッジは二重のセクハラにしか感じられず、不特定多数へのセクハラにご満悦な作者の様子しか思い浮かばない。
作者のことを知らせずに本作を読ませたりキャラを身につけさせることも同様の罪である。
キモすぎて漫画を持っていたが捨てたという人も見られた。

この作者は好きな女の子の使った便座を愛でるために女子トイレへ侵入し、サニタリーボックスを開けて使用済み生理用品を開いてしまった事も「時効」としてネタにしている。
生理ちゃんという漫画の創作動機も、飲み屋で話題にしたらザワッとなる感じが面白い、インパクト勝負、そこ言っちゃう?みたいな面白さ、であるらしく、自分の主張といえば、男の性欲は軽視されていると思うんだよね、という噴飯ものの言い分くらいだ。作者は他にも女性に触る権利を主張している。

ものを生み出す時、何かを啓蒙しようとする時、コンセプトは重要である。

これが只のアングラ漫画なら、うわぁ………で捨て置けば済むのだが、ななな、なんと!
性教育に使うべ、という動きが…。

…ちょっとこの辺りで私、前のめりになってしまい、箱庭が無くなる虚無感と共に検索眺めまくってしまいましたね。

そこで流れてくるNHKの偏向報道情報。
ハイ出た。普通の紹介宣伝じゃない。
よく見てみたら映画化は吉本ではありませんか…!

超引きましたよね!
利権のかほりですよ!

カネの腐臭……!


映画のプロモーション以外の意味について、嫌な予感がしても仕方ない組み合わせを見てしまったのだった。
多少は大人の事情があるものだが、ちょっと調べればすぐわかる作者のネットでの炎上ぶり批判ぶりを完全封印した、印象操作を疑う街の声的な報道の様子。
なんとも嫌な気分である。

NHK、吉本、共に現政権と相当ズブズブであろうことは有名だ。
吉本は漆黒企業ぶりが濃厚なのに、漆黒政府からの助成金100億を受けて教育事業をやるとかイっちゃってる要注意なところである。
ベネッ●と並ぶ教育業界の悪徳商人になる可能性がある。
NHKは言わずと知れた教育番組を持っている。
吉本が生理ちゃんの映画化を機にNHKと梅田大丸の性関係のコンセプトを利用し、性教育分野への野心を持っている可能性を考えるのが自然だろう。
映画自体の内容からはおかしな話は聞こえてこないし、キャッチーな漫画を持ってきたことである意味成功し、アングラ以外で受け入れられる可能性が低い性加害思考の作家を持ってきたことである意味失敗した。

生理ちゃんの漫画では、女性の生理と男性の性欲を並べた時点で拒絶した人がちらほらみられたが、その他にも可愛い皮を被った醜悪さと随所に顔を出す下世話な下ネタ具合から、教育、啓蒙には不適切であるという断固とした声が上がっている。
あの漫画は毒入り大人の娯楽であり、子供向きではない。
よほど普通の一般的な大人が、性教育を学ぶ資料に飢えていたとしか言えない。

子供向きならばネットでも本でも、今は結構良いものがありそうだ。
大人もそこからで構わないのではないかと思うが、大人はより気軽な娯楽性を求めてしまうんだろう。
是非フィンランドにでも学び、幼稚園からパーソナルスペースの重要性や同意なく他人の身体に触れない事などから性教育を取り入れてほしいものである。


ツキイチ生理ちゃんにはアンケートを取ったり取材をしたりしてそれなりに真面目に仕上がっている回もあるようだ。
(医学的、教育的などの監修が何もない事も教材としては不向きである。)
生理バッジ回も賛同する声もあったので見てみたが、あそこまでさまざま批判を予測しておいて、配慮すべきところを軽視し、自己満足で蹴散らしたようにしか見えず、この作者は本当にいい話風、かわいらしい風に装うことが上手いんだなという感想だ。
結局作者の人間性や性癖を鑑みると、生理ちゃんに痛めつけられる女性を見て喜んでいそうだとか、作者が開設しているアンケートリサーチ窓口の可愛らしさが性産業の若い女性向きの求人方法と重なってしまったりだとか、その集めたアンケートをどんな様子で見てるのかという嫌な予想をしてしまうのも致し方がないと思われる。

ロリペド趣味が公開された聖職者の説法に説得力がなく、後から判明した時に余計にキツいのと同様に、この作者の漫画を大人の毒として楽しむくらいなら良いと思うが、性加害要素が潜在する物を啓蒙やまして子供の性教育に使うものではないだろう。

そして私たちは性暴力や性加害をネタとして面白いと受け取る人々が減っていくような社会へ向かっている途中である筈だ。


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