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笑顔を引き出す魔法

昨日は友人の嫁ぎ先、三重県鈴鹿市にある西岸寺へ。椿大社のすぐ近く。

先々月、OTONAMIEという三重の魅力をピックアップして掲載しているWEBメディアに、西岸寺の記事を寄稿させていただいた。

その記事の中で西岸寺が行う花まつりという仏様の誕生日をお祝いする行事を取り上げたのだが、昨日がその花まつりの日だったのだ。

花まつりは多くの子供達で大賑わい。 堂内は笑い声が響き渡っていた。

住職に子供達一人一人の名前を色紙に書き込んでいく。その色紙に子供達は手形を押すのだ。それが初めてお寺に参った印になる。


そして、真ん中にある仏様の像に甘茶をかけて、仏様のお誕生日をお祝いする。

そんな風にして行事に自らが参加することで、お寺との距離を近くに感じてもらいたいというのが住職の思いだ。

さらに子供達を惹きつけたのがしんちゃんこと、三浦伸也さんの絵本の読み聞かせ。

テンポよく、声高らかに面白おかしく絵本を読み聞かせてくれるので、子供も大人も大爆笑!

三浦さんは震災後の陸前高田へ足しげく通い、絵本の読み聞かせを続けているそうだ。

「震災直後でもね、子供はおもしろいと笑ってくれるんです。子供の笑い声って希望なんですよ。」

以前和歌山の矢櫃地区へ取材に行った時、
過疎化が進む町をこの先どんな町にしたいですか?と訪ねたら「子供の笑い声がまた聞こえる町にしたい」と言った方がいた。

子供の笑い声、それは当たり前のようで実は尊いものなのだと気付かされた。

今日笑顔で過ごしていた子供たちの未来が明るいものであるように、
そんな未来がすごせるような社会をつくるのが私たちの役割なのだろうとおもった。


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