ご飯を、たべるということ。
最近、ご飯を食べる時に携帯を触ることを禁止してみた。iPhoneと出会って10年以上、一人でご飯を食べる時はだいたい携帯をみつめている。
キュウソネコカミというバンドが「スマホはもはや俺の臓器」という歌を歌ったが、あながちあれは間違いではないとおもう。
ご飯を食べるに携帯を触ることを禁止したのには理由がある。
1つ目は、ご飯を食べている時の姿勢が美しくないから。ご飯を食べながら携帯を触ろうとすると、携帯を机に置く。机に置いた携帯を見ようとすると必然的に猫背になる。
ふと、そのようにして食べている人を横目で見た時になんて、なんと不格好なのだろう!とびっくりした。私は元々姿勢も悪いのでより一層、不格好のはずだ。
2つ目の理由、それはマインドフルネスを始めたからだ。マインドフルネスとは簡単に言うと、「今、ここに集中するという意識を持つこと」。
その意識をもつ訓練で、他事に振り回されることなく自分の考えや目の前のことににフォーカスし、やり遂げる力がつく。
そのマインドフルネスの一環で、食べている時は噛む、味わうという事に集中する事にしたのだ。
すると、いかに自分が噛んでたべていなかったか、味わっていなかったのかという事に気づいた。しっかり噛むと味にも敏感になる。
ちょっと味付けが濃すぎたなとか、前食べたスナップエンドウの方が美味しかったな、とか。
ご飯を食べながらSNSを流し読みしていると他者の情報は嫌という程入ってくるが、自分に関する情報を得ることはできない。
しかし、ご飯を食べる事に集中すると自分に関する情報を得ることができるのだ。
ご飯を食べながら、スマホではなく、
ご飯を食べながら、自分との対話。
ぜひ、一度みなさんにもお試しいただきたい。
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