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怒りの別名

最近、怒りを三分割にすることにしました。

することにしたというより、怒りや怒りに似たようなモヤモヤを三分割したカテゴリーにそれぞれ当てはめることにより、なぜもやもや、イライラしているのか、またその理由はどこから湧いてくるのかを整理できるようになったからです。

❶マウントする
これは私が人を見下している時におこる怒りです。単純にいうと「なぜ当たり前のことが理解できないのか?」と人に対して自分のエゴをぶつけて感情的になっている時に適合するのが、このカテゴリです。大抵、なぜ人に自分の当たり前を押し付けようとしているのか、またそう感じた事象が起こった原因は何なのか探求するきっかけになります。

❷ファイトする
これは相手と真正面から意見が対立した時におこる怒りです。まずこのカテゴリが思い浮かんだ時は、ボクシンググローブをもって戦っている自分の姿(といっても大抵イメージするのは100円の恋の安藤サクラちゃんです)を想像すると笑えてきて、何をそんなにムキになっていたのかと一旦冷静になれるという効果付きです。

❸スクラップする
不可抗力の状態で傷つけられたり、一方的に傷つけられたり、(例えば街角で肩が当たって舌打ちされたなど)、また思い出したくもないような出来事や相手はいったんこのスクラップするというカテゴリにいれます。

考えても仕方がないこと、今考えるという思考にいれると現実に支障が起きることはあえてこのカテゴリにいれて、心に逃げ道をあげたり、考えなくてよいという許しをあげることも大切なので。

怒りやそれに付随した悲しみや不甲斐なさは、どこへももっていけない感情なのでしばらく置いておくと膿のようにたまって、腐臭を発します。

カテゴリ分けすることで、一度その怒りがどんな性質で、自分がどんな状態を知ることで落ち着いて自分と向き合うことができます。

そしてその扱いにくい怒りをほんのすこし、慣らしてあげるだけで怒りとほんのすこし、共存できるようになります。

だって、怒りは負ばかりを生み出さないのですから。怒りはある種の原動力であり、問題解決の糸口にもなり得るのですから。


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