フジファブリックと私。
来年で15周年を迎えるフジファブリック。
志村くんが亡くなって9年。もう、9年も経っていたのかと呆然となる。
未だに志村くんは作った曲は愛されているし、その曲たちとはまた違ったテイストの今のフジファブリックの曲もとても好き。
志村くんの歌う景色が冬に近づく秋ならば、山内くんの歌う景色は冬から少しづつ近づく春の匂いがする。どちらも情緒的なのに、やはり違う。
先日行われたハナレフジのライブで、志村くんが作った曲をハナレグミの永積さんと共に山内くんが歌う光景を見て、何とも言えず、ただただ愛しく感じた。
本人はいなくても、その曲たちを愛する仲間がいて。その曲を進化させて行く。
過去を見なかったことにするのは簡単だけど、過去を過去とせず、常に今とすること。
それは想像するに容易なことではない。
ただ時が過ぎたのではなく、春夏秋冬去って行く景色、1つづつをしっかりとみつめ、一歩づつ進んできたから「今」があるのだろう。
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