薔薇

フランス人夫の最近の心配事と女性の年齢について

ギリシャ・クレタ島でのバカンス、3日目です。

今のところお天気に恵まれ、まだ5月だけど、気分は「真夏・サマー」気分を満喫しています。


日本の北海道並みの緯度のパリで暮らして10数年が経ち、夏の太陽の有難さを身に沁みて感じているので、南の島で朝から暖かい陽射しが浴びれるのは快感です。


今朝はホテルのアクティビティのダーツゲームに参加しました。

世界中から集まったゲストたちとさりげない交流をするのは、日常を離れて一期一会の出会いに心が開く良い機会でもあります。


この旅行にパリから一緒に参加しているのは、フランス人の夫と彼の同僚と家族なのですが、メンバーのインターナショナルぶりがすごいです。

フランス人同士のカップルは数えるほどで、フランス人男性のパートナーの国籍は様々です。


フランス人女性の夫も、ポルトガル人だったり中国人だったりで企業内の国際化が想像できます。

私たちが泊まっているのは、ホテルの中で食事やアクティビティが楽しめる滞在型リゾートなので、ゲストは家族連れや年配のカップルが多く、出会いを求めているシングルの若者には物足りないかもしれません。

そんな中、若くて美しいモデルみたいな西洋人の女性がプールサイドに現れると、さりげなく男性陣がソワソワし始めるのが面白いです。


そういう私も、美しい女性が大好きなので、ついじっと見惚れてしまいます。

私は昔からかなりの「男脳」で、綺麗な女性や可愛い女性が大好きで、夫と綺麗な女性を見つける度にお互いの感想や好みを言い合って楽しんでいます。


パートナーの男性が、他の女性に見惚れると嫉妬してしまう人もいるのかもしれませんが、我が家では私が綺麗な女の子に見惚れてニヤニヤしているので、夫は心配でたまらないようです。


(フランスはいろんなカップルがいますから。笑)


また夫の今の最大の心配事は、新ファーストレディのブリジットさんが24歳年下のマクロン氏のために前夫と別れたように、いつかもっと若くて腹筋の割れた若者のために自分が捨てられてしまうのでないかということみたいです。

大統領夫妻の年齢差は、さすがのフランスでも話題が尽きず、これからは5歳や10歳程度若いだけで、年下ヅラして女性に甘えるなんてけしからんという風潮になっていくかもしれません。

24歳も年下でも、年上女性に頼るどころか、結婚当初すでに高給を稼いでおり、誠実な心遣いで、自分より年上の義理の息子や同い年の娘さんから、義理の父親としての尊敬を勝ち取り、一国の大統領にまで登りつめて、初恋の女性を64歳にしてファーストレディにしたマクロン氏の影響は計り知れないものがあるように感じています。

時代は変わり、国も変わると、女性の魅力の基準も違ってきます。


それは、時代や国の違いだけではもちろんなく、個人個人の好みの違い、パートナーに求めるものを違いもとても大きいです。


日本で婚活中のまだ30代のうら若きお嬢さんたちが、もう後がないと焦っている様子は、遠いフランスから眺めているととても不思議で痛々しい感じがします。

出産のリミットを考えれば、早期の結婚にこだわる気持ちもわからないではないですが、結婚していないカップルが3人も4人も子供を作るのが当たり前のフランスでは、「結婚=子作り解禁」ではありませんので、日本女性のような年齢にとらわれた必死さは感じられません。

40歳ならまだ若い女性として扱われますし、パートナーと別れてフリーになった50代以上の男女も魅力さえあれば、出会いのチャンスには事欠きません。


年齢ではなくて、その人といて安らげるか、会話をしていて知的な刺激を受けれるか、一緒に人生を楽しめるかどうかなど、パートナー選びには年齢以外のファクターが大事であって、大切だと思うファクターは人それぞれ違うので、何歳になったからもう遅いとか、全くもってナンセンスだと思うのです。

日本人のメンタリティも変わりつつあると感じていますが、もう何歳になったからという理由で何かを諦めたり、女性としての価値が下がってしまうように感じるのは、とても残念なことだと思います。

いつの時代も若さというものはキラキラしていて、そのはかなさゆえに美しいものではありますが、年齢を重ねることで身についた経験から得た柔らかい慈愛のような温かさのある女性には抗いがたい魅力があると思います。


そういう妙齢の女性の魅力は、お化粧やファッションで若作りすることではなく、柔らかな身のこなしや温もりのある眼差しに宿るものです。


皆、誰でも平等に歳を重ねてゆくのですから、歳を重ねるたびに、優しくおおらかに、そして多少のことには動じない強さと逞しさを身につけていきたいものですね。



プールサイドで。


ホテルのバーで。


<追記>

2017年の5月にバカンス中のクレタ島で書いた記事です。

日本に住んでいた時は、30歳になったらどうしよう、40歳になったら。。。。ましてや50歳、60歳って未知の世界だと思っていましたが、70歳でも80歳でも、生き生きと人生を謳歌しているフランス人マダムたちを見ていると、年齢を重ねるってそんなに悪くないなって思えるようになりました。

とりあえず、健康第一、心も体も健全に、毎日楽しく暮らしていきたいと思います。

2019年6月、エアコンのない猛暑のパリのアパルトマンで、扇風機を回しながらこの記事を書いています。



元記事:フランス人夫の最近の心配事と女性の年齢について(ミカリュス・ブルガリスの心の薬箱)May 16, 2017 17:29:25 テーマ:国際恋愛・結婚


ミカリュス神社のお賽銭箱です。❤️ 記事を読んでいただいて、いいなと思ってくださったら、ウキウキ気分でお賽銭を入れてくださったらいいことがあるかも。❤️ もちろん、私のモチベーションにも繋がります。 いつも読んでくださってありがとうございます。♪