結婚しているかどうかは重要ではないフランスのカップル


フランス企業の社員旅行で、ギリシャのクレタ島に来ています。

社員旅行と言っても、飛行機とホテルがすでにオーガナイズされているだけで、滞在中の団体行動はなく、家族やカップル毎に自由に行動しています。

夫の勤める会社では、年に一度か二度、このような旅行が企画され、希望者は家族または彼氏や彼女を連れて参加することができるのです。

日本で勤めていたのも外資系企業だったので、日本企業の昨今の様子がわからないのですが、家族帯同、ましてや籍を入れていない彼氏や彼女を会社のイベントに連れて行くことはあまりないような気がしますがいかがでしょうか。


フランスは結婚制度にこだわりがないので、結婚しているかどうかがポイントではなく、公の場では二人がカップルであるかどうかがポイントになります。

比較的最近の例ですと、フランス前大統領のフランソワ・オランド氏の彼女のヴァレリーさんは、大統領の妻を意味するファースト・レディではなくファースト・ガールフレンドと世界のメディアに呼ばれていましたが、公務にも参加していました。

前大統領と彼女との関係は、彼女のツイッターでの失言辺りから雲行きが怪しくなり、大統領の任期中に別れがきてしまいましたが。

その後は、女優のジュリー・ガイエさんと交際が公になりフランスのファースト・ガールフレンドの地位はジュリーさんのものになりましたが、彼女はあまり政治の場面には出て来ませんでした。

それは彼女の意思であり、パートナーが大統領だからと言って何が何でも公務についていかないといけないというルールはないようです。

フランスでは、結婚していないから、社会的にどうとかいうのは全くありません。


またセリバテール(フランス語でシングル=独身)と呼ばれる人は、現在、パートナーがいないという意味で結婚していなくても彼や彼女がいる人は、セリバテールではありません。

その辺の微妙な違いがわかっていなかった私は、結婚前、夫の家族の前で私はまだセリバテールだからと堂々と言ってしまって、義姉から、弟(夫)とは真剣につきあっていないのかとからかわれたことがあります。

夫も「どうせ俺はただの友達さ」と拗ねて苦笑いしていたのは、今となっては懐かしい思い出です。



滞在中のホテルのレストランでフレンチをいただきました。

ギリシャ人のソムリエさんが得意そうにフランスワインのシャルドネだよってポーズをとってくれました。



アントレ1。


マッシュルームのスープ。


アントレ2。




サラダ。



メイン。



デザート。


最後のショコラのデザート以外、完食できました。

メインレストランのバイキング料理に飽きていたので、ゆっくりとしたペースでいただくフレンチは気持ちもゆったりして会話もはずみました。


2日に渡り夜中に大雨が降ったのですが、日中は天気に恵まれ、1週間のバカンスを快適に過ごすことができました。

朝・昼・晩の3食付きでしかも食べ放題で、あちこちにあるホテルのバーではサンドイッチなどの軽食とお菓子が用意されていて、ここに一ヶ月以上いると絶対病気になりそうです。(笑)


アルコールもビール、ワイン、ウィスキー、ジン、テキーラ、ウォッカを始め、ギリシャの名物のラキやウーゾなど、朝からどこでも飲めるので、とてもイケナイ生活をしている気分になります。


せめてもの罪滅ぼしに、今日はピラティスのレッスンに参加し、その後はホテルもスパのジムでウェイトトレーニングと有酸素運動をしてきました。


明日はパリに戻りますが、一緒に来た若者男子3人組が後半から全く姿を見せなくなったのが心配です。

最後にプールサイドで会った時、車を借りに行くと話していたので、ホテルには寝に帰って来ているだけなのでしょうが、無事に明日空港で会えたらいいのですが。


最後の最後まで、自由気ままなフランス企業の社員旅行です。



元記事:結婚しているかどうかは重要ではないフランスのカップル
May 20, 2017 13:35:28 テーマ:国際恋愛・結婚

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