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波動のお話 - サラとソロモン ②


今日も前回に引き続き、エイブラハムをチャネリングしていたエスターヒックスさんとジェリーヒックスさんの共著で、『引き寄せの法則』の世界では、とても有名なお話の『サラとソロモン』を読んで気づいたことや、いいなって思ったフレーズをご紹介しますね。
(グレーの枠が本からの抜粋になります。)

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🔗 サラとソロモン ― 少女サラが賢いふくろうソロモンから学んだ幸せの秘訣 単行本(ソフトカバー) – 2005/11/1



前回の記事はこちらです。


私たちの住む地球には、自分の望んでいるものと望んでいないものの両方が混在しています。

私たちは、日々の生活の中で望んでいないものに出会うたびに、そのことで苦しみ、そのことを考え続けることによって、その望んでいないものにエネルギーを与え続けてしまう傾向があります。

それは、おそらく何世代も前からの社会システムや学校教育などで培われてきたマイナスを排除して、何もかも平均的に良くしていこう、そうでなければ幸せになれないという思考の癖のようなものがあるのかもしれません。

でも、前回の記事でも触れたように、『この世のあらゆる事象は、「陰」と「陽」の相反する二つの性質を持ち、両者の調和によって世界が保たれている』ので、この世の調和を保つためには、望まないことも望むことも存在しているのが当然のことなのです。

いたずらばっかりして嫌がらせをしてくるサラの弟のジェイソンとビリー。

味わい愛でることの大切さを賢いふくろうのソロモンに教えてもらって、出会う人や出来事をずっと味わい愛でていたのに、サラは彼らがしているいたずらのせいで、すっかり嫌な気分になってしまいました。

ソロモンはそんなサラにこう言います。


君の幸せが他の誰かがやったりやらなかったりすることにかかっている時、君は罠にはまっているんだ。
なぜなら、他の人々が考えることや行うことを、君がコントロールすることはできないからさ。
でもね、自分の喜びは他人にかかっているのではないということがわかったら、その時には、本当に自由になれるんだ。
それは、君が夢見たことのあるどんな途方もない夢よりも素晴らしい自由だ。そして、君が喜びを感じられるかどうかは、君自身が何に対して自分の注意を向けることを選ぶか、ということだけにかかっているんだよ。
今、君が罠にはまったように感じているのは、君が目撃した出来事に対して、他の反応の仕方があるとは思っていないからなのさ。
何かを目撃して、それが君を居心地悪く感じさせるとき、君はその状況に反応しているんだ。
そして君は気分を良くするただひとつの方法は、状況そのものが改善されることだと思っている。



前回引用した文章と重なっているところもありますが、とても大切なことなのでもう一度、取り上げさせてくださいね。

私は、本当に長い間、先に気分を良くするということがわかりませんでした。

なぜなら、今、目の前に存在するこの状況が気に入らないのだから、そこをまずなんとかしないと安心して気分なんか良くならないと思っていたからです。


そして、幸せの先延ばしも大好きでした。

まず、この問題を解決したらホッとできる。

そして、次にコレを手に入れたら安心できる。

その後は、ソレとアレをして、こうなったらやっと好きなことをしよう。


そうなんです。

昔の私は、全く『今』を生きてなかったのです。

いつもまだ来ていない未来のために準備ばかりしていたのです。

来るかどうかわからない予想の未来のために、たくさんやってきたことのほとんどは、今思うと必要のないことばかりでした。

ジェイソンとビリーの悪ふざけに納得がいかなくて、全てが台無しになったような気分になっているサラに、ソロモンは続けます。


そうだね、サラ、実はこういうことなんだ。
どの瞬間でも、君は自分の望んでいることに注意を向けるか、望んでいるものが無いということに注意を向けるかを選ぶことができるんだ。
君が望んでいるものに注意を向けている時には、ただそれを見ているというだけで、君自身の波動もそれと同じ波動になるんだ。
君がそれと同じになるんだ。


この望んでいるものと波動が同じになるというのは、とてもとても大切なことなのです。

昔の私は、望んでいるものが手に入ったら、良い波動になれると思っていました。

でも、それは正反対で、私自身がその欲しいものに見合う波動を発していなかったので、決してそれを手に入れることはできませんでした。

それどころか、こうなったら嫌だなって思う恐怖や不安に気持ちを向けていることで、私の波動がその嫌なことと一緒の波動になって、その嫌なことがずっと続いたり解決しなくなることも経験しました。


君が嫌いな何かを見ていて、それを押しのけようとして、それについて考えているときは、同じ嫌なことをもっと経験することになる。
ジェイソンが近くにいないときでさえ、君の波動がその波動と同じになっていることがよくあるんだ。
君が幸せなときはいつでも、君が味わい愛でる気持ちを感じているときはいつでも、つまり人々や物事の良い側面に気がついているときはいつでも、君の波動は君が望んでいることと調和する波動になっているということなんだ。
でも、君が怒っていたり怖がっていたりするときはいつでも、また、君が罪の意識を感じていたり落胆していたりするときはいつでも、その瞬間においては、君の波動は自分が望んでいないことと調和する波動になっているんだ。
君が喜びを感じられるかどうかは、君自身が何に対して自分の注意を向けることを選ぶかということだけにかかっているんだよ。


引き寄せの法則や精神世界の本が好きな方には、当たり前の基本中の基本のことですが、実際にコレをできている人は意外に少ないかもしれません。

私たちはずっと、『問題を解決しましょう。』というスタンスで教育されてきて、そうやって生きてきたのですから、本やブログやセミナーなどで読んだり聞いたりして、そのときはなるほどと納得できても、いざ、自分に大問題と思われることが降りかかってきたり、降りかかりそうなったら、やっぱり一大事とばかりに憂鬱になって、その問題を解決しようとしてしまうと思います。

そのときの私たちの心の扉は、恐怖や不安のため、固く閉ざされてしまって幸せの流れをせき止めてしまっているのです。


サラ、どの瞬間でも、混じりけのない至福のエネルギーの流れが君の中に流れているんだ。
君がやるべきことは、自分の中に流れ込んでくる幸せに向かって、心の扉を開けておくことなんだ。
幸せは君のために常にそこにあるのだけど、君自身がそれを取り込まないければならないんだ。


心の扉が開いていると、ネガティブなことにはあまり気がつかないし、目の前でネガティブなことが消えてしまうこともあるそうです。

そして、その開いている心の扉は、今現在起こっていることに影響を与えるだけでなく、明日にも明後日にも影響を与えるのです。

だから、いい気持ちでいられる今日をたくさん体験すればするほど、同じように気持ちのいい未来が待っているのだそうです。



元記事:波動のお話 - サラとソロモン ②(ミカリュス・ブルガリスのフランス語恋愛絵日記)

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