幸せの理由

幸せの理由

私が今幸せを感じて生きているのは 、夢や願いが叶ったからではないのです。


何かを手に入れたからでもありません。


私が今幸せと思えるのは、失ったもの、そしてこれから失うかもしれないこと、欲しいものが手に入らないかもしれないこと、手に入れてまた失うかもしれないこと、そんなふうに起こっていくことを受け入れていこうと決めることができたからなのです。


今この瞬間の気持ちの穏やかさ、今ここにある空気、風、都会のざわめき、自然のきらめき、日常の小さな誤解や言い合い、お気に入りのコットンのセーターをどこかに引っ掛けてしまって糸がほつれてしまったがっかりした気持ち、バスがなかなか来なくてちょっと不安になってしまったこと、そんな私の周りで起こること、感じる気持ち全部が愛おしいと思え、私に起こること、大切な人に起こること全てを受け入れていこうと決めたのです。


小さな幸せを味わい愛でるのはもちろんですが、諍いも不足に思う気持ちも、残念に思う出来事にさえも、そこには愛しかなかったことにただ気づいて、それすら愛していこうと決めたのです。


夢や願い事って幸せになるためにあるのだと思うのです。

本当の目的は幸せになることなのに、夢や願い事のために苦しんだり悲しみにくれたりするのは本末転倒だと思いませんか。


夢や願い事を叶えることは、幸せになる手段や道具だと思うのですが、そのせいで幸せを感じられないのであれば、きっとその夢はあなたを幸せにしてくれるものではないのかもしれません。


もうそうだとしたら、そっと手放してもいいのではないでしょうか。

手放すというのは諦めることでも人生の失敗でもありません。

手放すことで本当の夢が叶うこともあるのです。


その夢が本当のあなたに必要な夢であれば、少しくらい回り道をしたってちゃんと辿り着くようになっているものです。


掴んでいる本当はもう必要がなくなっていることを、今までたくさんの学びをくれてありがとうと感謝の気持ちを送りながら、そっと優しく手放してみると、苦しかった思い出も悲しかった出来事も、全てが今と未来に繋がる大切な自分の人生の一部だったことに気づきます。

そしてその時間の観念さえも手放してしまったら、過去も未来も今にしか存在しないことに気づきます。

未来も過去も存在しないのですから、いつか来ると思っている未来のことや、過ぎてしまったけれど悔しい気持ちがおさまらない過去の出来事なんて今この瞬間に書き換えてしまえばいいのです。

だからもう先に幸せになっちゃいましょう。

何かをまだ得られていなくても、理想のパートナーにまだ出会っていなくても、憧れの場所にまだ住んでいなくても、今のままで愛と幸せを感じて生きてみましょう。


私にもまだ叶っていない夢はあるけれど、今のまま、そのままで、何かが変わらなくても、変わっても、どうなっていっても、もう最初からずっとずっと幸せだったということにただ気づいただけなのです。





上記の記事を読んでくださった玉手箱の読者さんから、私が全てをリセットしてフランスに来たきっかけを教えてほしいというご連絡をいただいております。

もしかしたら過去記事で少し触れたかもしれませんが、詳しいことは書いていなかったと思うので、皆様の参考になるかどうかわかりませんが、そちらについてもマガジンの方で少しずつ公開してさせていただきますね。



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元記事:幸せの理由(ミカリュス・ブルガリスの心の薬箱)
May 08, 2018 01:46:00 テーマ:ひそひそ話(Chuchotement)

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