見出し画像

たまには遠回りしてもいいじゃないか

ここにたどり着いてくださって
ありがとうございます。

この写真は京都にお花見に行ったときの
車窓からの景色。
青空ともくもく自由気ままに浮かんでいる雲が
道中のわくわくを高めてくれた気がして
思わず撮った1枚です。

これを読んでくださっている方の中には
今の生活でどこか遠回りしていると
感じる方がいらっしゃるかもしれません。
でもそれはただの回り道なのでしょうか。
実はそれが本当は近道かもしれないし、
遠回りしたからこそ出会える人や景色もある
と私は思うのです。

この写真を撮った日は普通列車に揺られながら
車窓から綺麗な桜が見えたらその次の駅で降りて
お花見をするという、のんびりひとり旅でした。

辿り着いた先は川沿いに続く桜並木。
お花見シーズンの京都はどこも混んでいるけど
そこで出会ったのは、わずか3組。
車で来ていた家族連れとわんこ連れの夫婦、
そして散歩中の貴婦人とはちょっとおしゃべりもして
ゆったりと楽しいひとときを過ごしました。

いつものように絶景スポットを調べて
目的地に一直線に向かう旅をしていたら
決して出会うことのない人と景色が
そこにはあったのです。

それから私は遠回りも悪くないなと
思うようになりました。
たまに辛くなったり、悩んだり、
全然前に進めていないなと感じる日々もあるけれど、
そんなときこそ立ち止まったり遠回りしています。
向き合う時間も決して無駄ではないし、
その先に見える景色が楽しみと思えるようになったから。

最後にあの日見た桜の写真です。
これを読んでくださった皆様の辿り着く先に
心が晴れやかになる景色が、優しい世界が、
広がっていますように。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
こちら言葉ギャラリーにて掲載した写真の
アナザーストーリーとなっております。

#言葉ギャラリー


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?