NBA日本人対決6回目【プレシーズンマッチ入れると7回目の対決】■2023.10.27■八村塁、渡邊雄太■

2023年10月27日(現地26日)、
ロサンゼルスレイカーズの本拠地、クリプトドットコム・アリーナにてフェニックス・サンズとロサンゼルス・レイカーズが対戦した。
サンズには渡邊雄太が、レイカーズには八村塁が所属しており、NBA 2023-2024シーズン開幕2戦目にして通算6回目【10/20のプレシーズンマッチ含むと7回目】の今季初NBA日本人対決が実現した。

八村塁ハイライト
https://youtu.be/GVAmPhquQKI?si=YUwuL8Gb9hiLvlLD

渡邊雄太ハイライト
https://youtu.be/UcE7V3jLvCk?si=SCtARCYjA8m94llR

両チームは今季のプレシーズン最終戦でも対戦しており、渡邊と八村がそれぞれベンチからの出場でマッチアップしている。NBAレギュラーシーズンでは八村と渡邊はこれまで5度対決しており、6回目となったこの試合ではレイカーズが100-95で逆転勝利を収めた。
八村にとって通算6度目の渡邊との直接対決で初勝利となった。両者は今季4度の対戦予定で、次回は2023年11月11日(日本時間)に対戦する。

八村は12分29秒間のプレイで3ポイントショット2本中1本成功を含むフィールドゴール3本中2本成功、フリースロー2本中2本成功の7得点。そのほか、1スティール、1ブロックをマーク。ターンオーバーは1、パーソナルファウルは2、出場時のチームの得失点差を示すプラスマイナスはチームで-13だった。

一方、渡邊は14分50秒間のプレイで3Pショット1本中1本成功を含むフィールドゴール2本中1本成功の3得点、1リバウンドをマーク。ターンオーバーは1、パーソナルファウルは2、出場時のチームの得失点差を示すプラスマイナスは-14だった。

通算6度目、今季初の日本人対決は両者ともにベンチスタートとなったが、先に出場したのが八村。13-13で迎えた第1クォーター(Q)残り6分31秒となったところで、大黒柱レブロンに代わってコートへ。直後に鮮やかな3ポイントシュートでこの試合初得点を決めた。相手のスター「KD」ことケビン・デュラントのショットをブロックするシーンも。残り2分46秒から渡邊も出場。日本人2人がコートに立った。

 レイカーズのショットが決まらず、第1Qは30-18とサンズのリードで終了。第2Qは渡邊がスタートからコートに立ったが、インパクトを残せず。レイカーズが追い上げ、52-48とサンズ4点リードで前半終了となった。八村は第2Qで出番がなかった。

 第3Q残り7分22秒で八村がコートへ。ファウルをもらってフリースロー2本を決めると、レイアップも決めた。渡邊も残り3分27秒で出場。残り2分16秒で3ポイントシュートを決め、この試合初得点となった。レブロンが戻っても八村はPFでこのQ終了までコートに残り、84-72とサンズリードで勝負の第4Qへ突入した。

 必死の追い上げを見せるレイカーズは、3点差に迫った残り4分16秒のところでデービスがアンドワンを獲得。フリースローを決めて87-87と追いついた。さらにレブロンのショットで89-87と遂に逆転した。最後まで競り合いとなったが、レブロンが勝負所で奮起して得点。12点差を逆転したレイカーズが試合を制した。レブロンは34分53秒の出場で21得点。レイカーズはアンソニー・デービスが最多26得点だった。サンズはデュラントが39得点と爆発しながらも敗れた。

 八村と渡邊は開幕前のプレシーズンマッチでも対戦。渡邊が15分58秒のプレータイムで12得点、3リバウンド、1アシストと活躍した一方、八村は19分11秒の出場で3得点に留まっていた。八村は昨季途中に移籍したレイカーズと3年5100万ドル(約73億4000万円)で再契約し、渡邊は新天地サンズに移籍して迎えた今シーズンとなっている。

デビン・ブッカーとブラッドリー・ビールが欠場したサンズを相手に第1クォーターを18-30落としたレイカーズは、第2クォーターで追い上げを見せるものの試合を通して追う展開となっていた。

しかし第4Qに入ると、サンズの得点源であるケビン・デュラントを積極的なダブルチームで止めに行き、ここぞという場面でアンソニー・デイビス(30得点、12リバウンド)とレブロン・ジェームズ(21得点、9アシスト、8リバウンド)が得点を重ねる形で逆転に成功。ファウルゲームとなるも、そのまま逃げ切り勝利を手にした。

デュラントとジェームズがレギュラーシーズンで対戦するのは2018年以来で、試合後にはお互いを称えるかのように熱い抱擁を交わした。

試合を落としたサンズだが、この試合で39得点を獲得したデュラントは通算得点ランキングでアキーム・オラジュワンを抜き、歴代12位に浮上した。

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