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#47 【比較】写真と行先表示:コイト製

2024.02.16(金)
以前の記事の続きとなります。
シャッタースピードとLED行先表示の写り方を中央線で比較しました。

比較する前に少しE233系のお話を。
2006年にデビューしたE233系という電車は新津車両製作所、東急車輌(現:総合車両製作所)、川崎重工の3社で製造されました。製造メーカーによって採用する部品や部材や仕上げが異なり同じ形式なのに特徴があったりします。新製時、新津車両製作所はコイト製、東急車輌と川崎重工は森尾電機製の表示器がついているという法則が成り立っていました。現在では検査や入場により部品が交換されており、デビュー当時の見分け方が通用しなくなってきています。編成でも東京より先頭車はコイト製、高尾より先頭車は森尾電機製に交換されたりと統一性はなくなりつつあります。

中央線E233系T5編成の高尾より先頭車 クハE232-5 は新津車両製作所製で、コイト製のLED表示器がついています。シャッタースピード1/125sec〜1/1000secで比較します。機材は、Panasonic LUMIX-G9M2+LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S.です。

シャッタースピード 1/125sec
シャッタースピード 1/250sec
シャッタースピード 1/400sec
シャッタースピード 1/500sec
シャッタースピード 1/800sec
シャッタースピード 1/1000sec

コイト製のLED表示器ではシャッタースピード 1/400secまでは写ります。側面行先表示も同様です。1/500sec以降では、コイト製の特徴である横にスジが入ります。1/400secで走行中にカメラを全く動かさずに撮るとわずかに被写体ブレが発生します。被写体ブレを抑制するためには、列車の動きにカメラの動きを合わせてシャッターを切る必要があります。

カメラメーカーとカメラとレンズの組み合わせによって変わる可能性もあります。私の経験ではキヤノン、ソニー、FUJIFILM、Panasonicでは、同じシャッタースピードで写りました。ご参考にいただけましたらうれしいです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
また比較したいと思います。

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