ドイツ生活343日目 2024/2/20 日本に興味のあるお医者さん
今日は朝起きて家のすぐ近くにあるお医者さんへ!
8時半予約&8時半開院だったのでちょうどその時間に行ったら、すでに数人の人が待合室に座っていた。
もうとっくにオープンしていたのだろうか。
「おはようございます。8時半に予約したナカムラです。」
「症状は?」
「扁桃腺の炎症です」
そうして保険証を渡して、さらに電話番号をメモに書いて渡して、待合室へ。
待合室にはこの前の歯医者さんのようにいろんな種類の雑誌が置いてあって、私たちの雑誌も置いてあった!しかも同じ号が2冊ずつ置いてあった。
毎週2冊ずつ購入してくれているのだろうか?ありがたい。
そして1時間弱待ってようやく名前が呼ばれた!
部屋に呼ばれて、椅子に座った。
医者:ナカムラさん!日本から来ましたか?
私:はい。
医者:ワ〜オ!ワンダフル!私は日本が大好きです。最高の国!でもまだ行ったことはないんだけどね…ハハ
私:ありがとうございます。
医者:あなたは学生ですか?
私:いいえ、働いています。
医者:どこで働いているのですか?
私:待合室に置いてあった雑誌の会社で働いています。
医者:オオ〜!それは素晴らしい! で、今日は、、(パソコンを見る)扁桃腺の炎症で来たのですね。
私:そうです。
医者:じゃあちょっと口の中を見るからそこに腰掛けて。
そして隣にある診察台の端に腰掛けて口を開けた。
お医者さんはライトを当てて喉を見てすぐに「扁桃腺の炎症ですね」と言った。
やっぱりそうだったのか!
最初はガンか何かの悪性腫瘍かと思って大慌てしてしまったが、よくある大したことのない症状だと聞いて安心した。
医者:では抗生物質を出しますね。今まで飲んだことはある?アレルギーはない?
私:ないです。
医者:日本までは飛行機で何時間かかりますか?
私:う〜ん、直行便で14時間くらいですかね。
医者:でも直行便だと高い?
私:そうですね、1000€以上はかかりますね。乗り換えアリなら安いですけど、20時間くらいかかることもあります。
医者:そうなのか…。なかなか厳しいね…
医者:では、あなたの保険証に処方箋のデータを入力しておいたから。薬局に行ってカードを端末にかざせば薬がもらえるよ。
私:ありがとうございました!
先生はとても優しかったし、日本にすごく興味がありそうな感じだった。
ドイツに来てから、というか特にザールブリュッケンに来てから、ドイツ人から日本がとても気に入られているような印象を受ける。
ベルリンやケルン、デュッセルドルフなどの大都市は日本人が多いが、ザールブリュッケンはそこまで多くないから珍しいのだろうか?
変な行動をして日本人のイメージを損なわないように気をつけようと思う。
そして病院のすぐ隣にある薬局に行って、先生に言われた通り保険証のカードをレジの女性に手渡した。
Eレシピと言うらしく、保険証に埋め込まれたICチップに私の薬の情報が入っているらしいのだ。すごい!
ドイツに来て初めてIT先進国らしさを感じたぞ。
だが残念ながらその薬局には抗生物質がなかったらしく、今日の午後に入荷するとのことだった。仕事の後に寄ることにして、5ユーロの薬代を支払って出てきた。
そしてこれから会社へ!
会社に行ったら、先輩と同僚が「大丈夫だった!?」と聞いてくれた。
みんなの言う通り扁桃腺の腫れだったと言う話と、今日の仕事帰りに薬局に行くと伝えた。
そして今日はなんと社長の誕生日だったらしく、ケーキが配られた。
ドイツは誕生日の人が自らパーティーを企画したりケーキを焼いたりする文化なので、恥ずかしがらずに積極的に誕生日をアピールする力が身に付く。
そして薬局でもらってきた子供用のフリーペーパーをみんなに見せたら、50代のおじさんの先輩が
「あ〜!!!!!これ!!!今もあるんだ!!???子供の頃大好きだったやつ!!!!!」と言って大興奮していた。
中は漫画や
豆知識や
ギャグ、おもしろ話などが書かれている
全ページ全く違うデザインだし、イラストも文章も面白くてかなり凝っている。
どこのデザイン会社が作っているのだろう?と思って調べたが見つからなかった。
こうした匿名?のデザイナーやイラストレーターたちがドイツの子供達のささやかな幸せを作っているのだな。
そして仕事が終わって薬局が閉店する18時ギリギリに薬を受け取ることができた!
一日朝晩2回、5日間飲む。
家に帰ってきて、洗濯機を回しながらカレーをじっくり作った。
美味しいけど、やっぱり彼がルウから作ったカレーが美味しい気がする。
今度レシピを教えてもらって自分でも作れるようにしよう。
そうすればもうアジアショップで1000円出してルウを買う必要がなくなる!
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