Jack Yeatsの馬(現在8点)

飛渡さゆりさんの馬の絵を見て、アイルランドの詩人ウィリアム・バトラ・イェーツの弟ジャック・イェーツ(1871-1957)のある馬の絵が脳裏にうかんだ。その絵が見つけられないのでランダムにジャック・イェーツの絵を3点。〔その後、追加〕

上の絵はシングの戯曲を想わせる。

上の絵は競馬だろうけれど、馬につく名のアイルランド語名はたのしい。絵のタイトルは 'He Wins'.

上の絵は暴れ馬らしいのだが(タイトルは 'The Wild Ones')、この表現方法はぼくの理解を超える。1947年作。馬の体の向こうの青空が透けて見えるのがリアルに感じられるのはどうしてなのだろう。ああ、頭のなかでジグが鳴りだした

ジャック・イェーツの絵を思い出したのは、飛渡さゆりさんの、この記事がきっかけです。すばらしい馬の絵です。

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その後、少しジャック・イェーツの馬の絵が見つかったので、逐次、追加してゆきます。

上の絵の題は 'The Singing Horseman'. 馬上の男性は歌っているのですね。

上の絵は無題ですが、Ulster Museum では 'Untitled (Two Jockeys on Horses, Leaping a Stone Wall)' 「無題(石垣を跳び越える2人の騎手)」としています。こういう石垣はアイルランド西部、特にアラン諸島によく見られます。海草と砕石を混ぜ合わせた土でつくる作物を海風から防ぐためです。

上の絵は 'Pen and watercolour.' 「ペンと水彩」と記されています。

上の絵は 'The Little One' 「仔馬」と題され、1944年の作品。この絵を見つけた Thunderstruck のサイトにジャック・イェーツの絵がたくさんあります。

上の絵は1946年作の 'The Whistle of a Jacket'. ジャック・イェーツの絵でもっとも高く売れた絵(2001年に160万ユーロで売れた)。飛渡さゆりさんの馬の絵を見たときにぼくが思い出したのはたぶんこの絵です。

#コラム #ジャックイェーツ #馬 #アイルランド #絵 #絵画

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