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ダークモード

PCやスマートフォンなどにダークモードが用意されていることがある。

夜間用という表示のこともある。OSで完全に対応しているものもあるかもしれない。

ダークモードにすると、バックが白を基調としたものから黒を基調とした画面に変わる(下)。

アプリやソフトウェアによっては対応していないこともある。

現代人は電子機器で目を酷使する傾向があるといわれる。

画面から目にむかってくる光が目を疲れさせるというわけだ。もちろん、中には画面から奥の方へ光がむかうタイプの機器もあるけれど。

黒の部分はそうした光がないか、少ないので目が楽になるというのがダークモードの仕組みだろう。

目を守るために、たとえばブルーライトカットの眼鏡をしているひともいるだろうけれど、画面からくる(有害な)光が少なければそれに越したことはない。

ダークモードを使うようになってからは、それが使える環境を中心に考えるようになった。それに慣れるとふつうの画面は眩しすぎる、というと大げさにひびくかもしれないけれど、本当だ。

いま使っているのは macOS Mojave 10.14.3 だけど、OS レベルで近くダークモードが(完全に)サポートされる予定だ。

それまで待てないので、今のところ、次のことを実行している。macOS Mojave ではダークモードが(かなりの部分で)使えるようになっているので。

Apple () メニューから「システム環境設定」を選択

「一般」をクリック

ウインドウの上部にある「外観モード」で「ダーク」を選択

これで、基本的なところはダークモードになる。ただ、まだ完全ではなく、サードパーティのアプリケーションなどだと、動作が特別なものになったりする。また、アプリによってはダークモードにしない方が使いやすいこともあるので、個別の設定が可能なこともある。

ブルーライト研究会という、ブルーライトの人体への影響を医学的に検証することを目的に設立された会がある。そこの「睡眠への影響」というページをよむと、次のことが書いてある。

生物はみな、効率よく生命を維持するための体内時計を持っています。ヒトの場合、網膜に到達する光の量や食事のタイミングなどによって体内時計がコントロールされており、日の出とともに目覚めて活発に活動し、日が沈むと仕事をやめて脳と身体を休めるというのが、太古の昔から獲得してきた効率よく生きるため、健康を維持するためのリズムです。

夜も明るい環境や、夜遅くまでパソコンなどのLEDディスプレイでブルーライトを浴びる生活は、サーカディアンリズム[体内時計]を乱れさせ、自律神経系や内分泌系、免疫系にも悪影響を及ぼします。寝付きが悪い、眠りが浅いといった「睡眠の質を低下」も、そのひとつでしょう。しかし、サーカディアンリズムの乱れをリセットしたりするために重要なのも、ブルーライトです。

網膜が強いブルーライトの刺激を受けると、脳は「朝だ」と判断し、メラトニンという睡眠を司るホルモンの分泌が抑制され覚醒し、ブルーライトの量が減少すると「夜だ」と判断して、メラトニンの分泌が活発になります。時差ボケの解消には朝の光を浴びるといいといわれるのは、ブルーライトを多く含む朝の太陽の光でサーカディアンリズムがリセットされるから。

また、白内障患者が睡眠障害を伴うことが多いのは、水晶体が濁ってしまい、ブルーライトの透過率が低下して、メラトニンの分泌が十分に抑制されなくなるのが大きな要因のひとつと考えられています

これをよく読むと、ダークモードを使用すべきなのは、日が沈んでからだということになるだろう。

朝は逆にブルーライトを浴びてメラトニンの分泌を抑制させた方がよい。

最悪なのが、たぶん、就寝前のスマホ操作。だれもが分っていることではあろうけれど、これを断つのはひとによっては意志の力を要する。〈理想をいえば、スマホは寝る2時間前から触らないようにしたい〉と、外科医の裴英洙(はい・えいしゅ)氏は語る。もって銘としたい。

【追記 20190413】

Mac OS が Mojave 10.14.4に更新された。OS としてダークモードをサポートしたぽい。

#日誌 #ダークモード #ブルーライト

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