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ドラマ観た方がいいよって話

ドラマ観た方がいいぞ。


まあなんで急にこんなことを言うかって、最近見始めたドラマが面白いんですよ。
「日曜の夜ぐらいは...」ってやつ。
働きづくめの浮かばれない日常を送っている女子3人が、ラジオのバスツアーをきっかけに偶然出会い、やがて意気投合していくが......?


自分は普段工学部に所属していて、しかも高専なんていう最高にロックだとか魔境だとか地獄だとか言われてる学校を卒業した人間なもんで、小難しい英文や数字や化学式とにらめっこしてる時間が非常ーーーーに長い。
そんでもって、普段息抜きに見るものといったら2ちゃんねるのまとめとか根暗系のYouTuberの動画とか、そんなんばっかり。
人間の情緒がどうとか、同級生の誰々が何をしたとか、不倫がどうだこうだ、そういった世俗的なものが入り込む余地がないんです。
いや俺が関心を持とうとしてないだけか?

するとどうなるか。
世間とのズレが生じた、いわゆる社会を上手く受け流す方法みたいなノウハウが身についてない、ちょっと上手い話が来るとケロッと騙されてしまうような人間が完成するんです。

どうもこの世は理屈だけでは成り立ってなくて、仮にこの世がプログラミングでできてるんならどんなに偉い人がああしろこうしろと言っても筋が通ってなければ梃子でも動かないはずなんだけれど、実際は違う。
偉い人がそうしろというと、それがどんなに間違っててもその通り動いてしまうんです。

それを悪だ悪だと正義を振りかざすような幼児性を隠しきれなくて、軋轢を生じさせてしまう自分はもっと大人にならんとなと思った。
それが肥大化するとネトウヨになりそう。こわいこわい。なるつもりも無いけど。

そういうものに立ち向う、ないし受け流す知恵は、どうも小難しい数式と睨めっこしてても身につかないみたいで、ドラマとか人間の理知的でない部分に焦点を当てた作品から得られることが多いんですよ。
だからドラマを観よう。

話はちょっと変わるけど、「逃げるは恥だが役に立つ」を星野源とガッキーが結婚したあとに見たんだけど(遅い)、そのときも似たようなことを思った。
「自信のある男って別れたあとも気まずくならないよねー(意訳)」っていうようなセリフがあって、ああそうなんですねと腑に落ちた。
自分だったらネットの検索欄に「自信ある人 特徴」「気まずくならない別れ方」みたいなことを打ち込んで調べて粛々と人間理解に努める類の事例を、物語の流れに沿って知れたのは大きかった。

いつかの高専のなんちゃって国語の授業で、
「ビジネス書を読むのもいいけど、小説や物語文を読むと『思索力』が身につきますよ」
なる発言を担当教員の先生がしていた。

ああそうだなぁ。きっとその通りなんだろう。

やれ芸能人の不倫やらで井戸端会議してるような人種を、クソどうでもいいよねって排斥してしまわない心持ちを私は持った方がいいですね。
そういうものから得られるものもきっとあります。
まあ得られるものがあるとかないとか考えてる時点で打算的というか、視野が狭い気もするので、もっとなんも考えないで生きようと思いました。
いやなんも考えてないけど。

何を言いたかったんだっけ、まあ要はドラマ観ようってことです。
おもろいぞ。

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