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長男の米国大学出願の感想など

11月1日のEarly Action(以後EA)締切から早くも1ヶ月ちょっと経ち、長男は11月中旬に1校から合格通知をいただきました。親としてはとりあえずほっとしました。しかもスカラシップ付き。非常にありがたい合格です。

米国の大学は基本的に5月1日までに進学先を決めてデポジットを支払えばいいので、今回の合格も特に何もせず5月1日まではキープできます。日本だと入学手続きの締切までに入学金を何十万と支払わなくてはいけないので、併願校の合格発表によっては何校かに入学金を振り込む必要があるから金銭的な負担が大きいですよね。
そもそも出願料も日本の方がお高いのでは? 米国ではコモンアプリ経由でクレカ払い、大体1校あたり50ドルから80ドルくらいです。大学によっては、早めに出願すると出願料を免除してくれたり、キャンパスツアーに参加したら出願料を免除してくれたり、大学のアドミッションオフィスとメールでやり取りすると出願料を免除してくれたり、いろいろな理由で出願料を免除してくれます。
長男はEAで9校出願しましたが、そのうち2校は出願料免除でした。

米国大学の出願は、4通りあります。
1つ目がEarly Decision で、決められた期日までにアプリケーションを提出し(大体11月1日が締め切り)、合格したら必ずその大学に入らないといけません。EDがある大学とない大学がありますし、EDが2回ある大学もあります。合格したら辞退できないので、本当にここに通いたいという大学があればEDで出すのが一番かと思います。Regularで出願するよりも合格率が高いことが多いですし。
2つ目はEarly Actionで、これも決められた期日までにアプリケーションを提出し(こちらも11月1日締め切りが多い)、早めに合否がわかります(大体年内には出揃うはず)。EDはあるけどEAはない大学もありますし、EDはなくてEAだけの大学もあります。EAは合格しても必ずその大学に入る必要はなく、他の大学の結果を待ってから、入学するかどうかを決めることができます。ED同様、EAもRegularで出願するよりも合格率が高いことが多いですし、早めに合否がわかるので、入学するかどうか時間をかけて考えることができます(合格後にキャンパスツアーに参加する余裕もありますし)。EAがある大学にはEAで出願した方がいいのかなと感じました。
3つ目がRegular Decisionで、締め切りは大体1月初旬に設定されている大学が多いです。いわゆる普通のアプリケーション締め切りで、合否は3月くらいにわかります。
4つ目がRollingで、コモンアプリを使う大学だと8月1日から受付を始めて、出願を受け付けたら、その都度合否判定をしてくれます。出願して数週間で合否がわかります。5月1日まで受け付けてくれる大学が多いですが、スカラシップの申し込み締め切りは1月の大学もあるので、いつでも受け付けてくれるからといって後から出願すればいい訳でもなく、できれば早めに出願した方が良さそうです。

長男はとても面倒くさがりで、コモンアプリを使ってない大学には出願したくないとのことで(コモンアプリを利用せず個別に出願サイトを作っている大学もあるのです)、基本的にコモンアプリからの出願になりました。
さらに、10thまでESL生徒だったしUS  Citizenではないので、出願に英語のテストスコア(TOEFLやDuolingoなど)が必要な大学も多々あったのですが、それらの大学は出願先から外しました。長男は何がなんでも英語のテストを受けたくなかったからです。
そんなこんなで長男にはこの大学にどうしても行きたいという熱望校もなかったので、EDは使わずにEAをメインに出願、念のためRollingの大学にも1校出願しました(こちらも無事に合格しました)。

コロナパンデミックのあとは、テストオプショナルの大学が多くなり、SATやACTのテストスコア提出が任意になりました。長男はSATは受けてないし(高校でも受けてない気がする)、ACTのスコアも提出するほど素晴らしい訳ではないので(36点満点で34〜36点だと提出すると有利になると聞いてますが…)、RDまで出願を待つ必要もなかったのでEAメインになりました。EAだと10月のテストスコアまで提出でき、RDだと12月のテストスコアまで提出できるので、テストスコアをギリギリまで伸ばしたい!!ということであればRDでの出願になるのかなと思います。

出願に必要な成績証明書を高校カウンセラーから入手したり、高校の先生方から推薦状を書いていただいたり、といったことも受験生本人が行いますし、コモンアプリの入力もエッセイはもちろんその他の情報についても受験生である本人が行うので(世帯年収や両親の学歴などについては夫や私で手分けして入力しましたが)、保護者の出番はほぼ出願料の決済のみ。子どもの成長を改めて感じた米国大学出願でした。


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