こんにちは、民泊Michiです！

今回は、民泊の180日ルール（住宅宿泊事業）についてお話したいと思います。

住宅宿泊事業は年に180日までしか稼動できない！

住宅宿泊事業で民泊をされている方はご存知の方がほとんどだと思いますが、住宅宿泊事業で民泊をしている場合、年間に180日しか稼動できません。

起算方法としては、

（３）人を宿泊させる日数の算定（法第２条第３項関係）
人を宿泊させる日数として算定した日数は、毎年４月１日正午から翌年４月１日正午までの期間において人を宿泊させた日数とし、正午から翌日の正午までの期間を１日とする。

とあるので、例えば1泊2日なら午後4時にチェックイン、翌朝午前10時にチェックアウトのパターンが一般的ですが、それは「1日」と数えると言う事のようです。

180日以上稼動してしまった場合の罰則は？

それ以上になってしまうと軽くはない罰則があるようです。

180日を超えて宿泊させた住宅宿泊事業者は，住宅において，住宅宿泊事業ではなく旅館業を営んだことになります。その事業者は，旅館業法に基づく許可か，国家戦略特別区法に基づく認定がないかぎり，旅館業の無許可営業をしたことになり，旅館業法による罰則（旅館業法10条1号）の対象になります。
（中略）
Q.180日間を過ぎて民泊運営するとどうなるのでしょうか？
A.180日を過ぎて運営した場合、民泊新法の罰則対象となります。具体的には、6ヶ月以下の懲役若しくは100万円以下の罰金，又はこれらを併科するの対象となります。
参考：民泊新法の180日ルールとは？その対策方法について

「数日くらいは…」と虚偽の申告をした場合でも、Airbnbなどの住宅宿泊仲介業者などを通して自治体に足がつく仕組みになっていますので、気をつけましょう。

住宅宿泊事業180日ルール、民泊以外の自宅活用方法

住宅宿泊事業の年間180日営業日数を超えての営業は出来ないので、あと185日間の自宅活用方法はどんなものがあるのでしょうか。

マンスリー賃貸物件として運営する

借地借家法の適用は、契約者がその場所を生活の本拠としているか否かが基準となっており、生活の本拠と判断する材料の1つに契約期間が1ヶ月以上という条件がある。このため、借地借家法の枠組みで運営するためには、1ヶ月以上の契約が必要となることから、マンスリーマンション等が有力な対応策となる。
参考：民泊新法「180日制限」でも勝つ方法

年間185日を普通のマンスリー賃貸物件として契約者に貸し出せば、その期間は借地借家法の適用で180日ルールにカウントされず、収益も上げられるという仕組みです。

こちらのようなマンスリーマンション賃貸サイトに物件を登録してみるのもいいかもしれません。
KaguAruoo：https://www.kaguaruoo.com/ja
KaguAruooさんですが、「まるまる貸し切り」物件ではない我々のような自宅民泊（シェアハウス）物件も登録できるという事でした。

シェアハウスでも、賃貸契約可能な物件であれば、掲載可能です。その際にシャアするものの詳細をリスティングページおよび契約書に明示して下さい。
KaguAruooさんからのメール引用

OYO：https://www.oyolife.co.jp/

OYOとは、2019年3月に日本に上陸したインド資本のサービスです。
月額制で色んな物件に住めるサービスを提供しているということで、ノマドワーカーなどにとっては都合のよいサービスなのではないでしょうか。
住める物件のレベルで月額金額も変わってくるようです。

シェアハウスタイプ：4万円〜6万円
マンションタイプ：10万円〜15万円
戸建てタイプ：25万円〜45万円
参考：ミニマリストしぶのブログ

1ヶ月単位の契約で、家具家電付きだから、
旅するように暮らすことも夢じゃない。
参考：https://www.oyolife.co.jp/

1ヶ月単位の契約と公式サイトにも記述されているので、住宅宿泊事業180日ルールの関係で「民泊＋◯◯」で二毛作しなければならないことに駆られているホストには良い知らせかもしれません。

宿泊なしのレンタルスペースとして貸し出す

女子会・ママ会・パーティー
会議・打ち合わせ
ワークショップ
個展・展示会
撮影会
参考：泊まログ

レンタルスペースを取引できるプラットフォームには以下のような物があります。というか、「スペース　貸す」などで検索すると、「え、こんなにあるの？」というくらいたくさんサービスが出てきました。

スペースマーケット

スペイシー

sheeps

モノオク

軒先.com

行政により民泊のルールも策定され、180日ルールの関係でこういったスペース活用や住居のサブスクリプション（月額制）サービスもますます活況を呈しそうですね！

それでは皆様、素敵な自宅民泊ホストライフを！