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EACH STORY 2023

9/30(土)〜10/1(日)に、八ヶ岳の麓、標高1300mに位置する野辺山高原に広がる、五光牧場オートキャンプ場で開催された『EACH STROY 2023』。

大好きなアーティスト、The Vernon Springの初来日ライブを実現させてくれて大感謝していることもあり、最終日の10/1(日)から、翌日10/2(月)に撤収作業のボランティスタッフも兼ねて参加させて頂きました。

The Vernno Springの野外でのライブを聞けた時は感無量だったなぁ。

序盤は雨が降っていて、途中結構大雨になっていたから、片手ではピアノの演奏、片手でサンプラーで打ち込んだりしながら、雨の中過ごしているお客さんに力を与えるような演奏を交え、中盤からは雨が止み、子供の声、風や木々が揺れる音と、ピアノと歌声が交わっていく音楽を感じながら、段々と会場のお客さんの話す声も静かになっていき、時折静寂も加わり、その様子に引き込まれていると、後半はいつのまにか太陽まで顔を見せ、自然環境ともセッションしているようなライブは素晴らしかったです。

Vernon Springの前に演奏されていた、222 guet 太田美帆さんも、太田さんの歌声と222こと森俊二さんのエレクトリックギターが混じり合って、空に舞い上がっていくような美しい音楽を奏でていて心を奪われたり、会場に着いた時にライブされていて最後のほうだけ聞けたBanksia Trioの演奏には踊らされたり、Fabiano do Nascimentoのギターはとても滑らかで平和な音色を奏で、トリのEast Forest & Peter Broderickは、いろんな要素は入っているのにどこにも属さない聞いたことのないタイプの持っていき方をしていたり、どのアーティストも魅力的でした。

East Forest & Peter Broderickの演奏が終わり、イベントが終了したときに、空にはピンク色の夕焼け空が現れ、ステージ前の水辺にもそれが映り、その景色が美しく、それを見せてくれたことにも本当に驚きました。

最終日だけしか参加していないので、全体像はわからないのですが、僕が感じた魅力がいくつかありました。

●EACH STORYの魅力

【幅広い音楽性】
フォークロア(その土地に昔から伝わる風習や伝説などから生まれた民間伝承的なもの)の音楽、儀式の音楽、JAZZ、クラシック、アンビエントなどそれぞれの通過してきた音楽背景を、D.I.Yの精神を深層に持ち、アコースティック(生楽器や人間の身体から出る音)、エレクトロニクス(サンプラー、エフェクター、ルーパー、etc..)を混じり合わせてアウトプットし、ジャンルに括られず、それぞれ独自の音を奏でているアーティストが多く、環境音楽としても機能するけど、しっかり聞き込みたければグッと音に潜れたり、身体全体で感じたければ踊れたりもする、多面的で自由度の高い音楽性で、タイムテーブルも含め、アーティストのキュレーションが絶妙。

【極上の音質】
田口音響研究所のスピーカーと、ACOUSTIC REVIVEのハイエンドオーディオ専用のアクセサリーを使用したサウンドシステムの音は、演奏者が奏でている原音がそのまま忠実に耳に直接届いてくる感じで、音量は適切に出ていながらも、耳も全く痛くならないし、会話もできて、踊ることもできて、スピーカーがあること自体すっかり忘れてしまう感覚もあった、素晴らしい音質。

【FOODが美味しい】
どのお店もご飯がとても美味しい。

【自然環境】
からっとした気持ちいい空気、雄大な山々、移り変わる空の見たことのない表情。

【ファミリーでも過ごしやすい平和な雰囲気】
子供や犬がとても多く、自由に遊んでいて、大人も座ったり寝転んだりして音楽を聴いている人もいれば、時折体を揺らして踊ったり、会場を散歩したり、笑顔の人も多く、ぎゅうぎゅうに人で埋められていなくて、一人一人にゆったりとしたスペースがあって、大人も子供も動物も安心して自由に過ごせる平和な雰囲気が会場全体に満ちている。

このイベント自体、初めて行きましたが、ボランティアスタッフも兼ねて参加したことで、オーガナイザーの方やコアスタッフの方々と共に撤収作業をしながらお話しすることができ、イベントへの想いや、お人柄などにも沢山触れることができて本当に良かったです。

余談ですが、帰りに立ち寄った温泉で、ヨガを時折一緒に練習することがあって、今は京都に住む友人に10年ぶりくらいにばったり会ったのも、とても驚き、イベントが終わってからもまさにeach storyだなあと思わせてくれる2日間でした。

素晴らしい体験をさせてくれてありがとうございました。

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