Typing 29|May 19,2022

2022年5月19日(木) 5:40am 天気:晴れ

まただ
「ピンポン」の音
インターフォンの音が鳴ったように錯覚して目覚める
これ2回めか、3回目な
先日はノノちゃんも経験した
これなんだろね
ノノちゃんと共通現象が起きたしな
ゆっくり押す感じのピンポンの音な

ピン    ポン

て感じ

今日は音が鳴ったように感じた
割とすぐ後に
下に降りて玄関のドアを開けたけど
やはり誰もいない
誰か来て押していたら
多分
そこにいるようなタイミングだ
だけど
だれもいない
これ面白いよね
不思議やねん
しかもいつも早朝ね
これがあるのは
ノノちゃんもおれも

こっから起点で書いてみるか

ピン ポン
インターフォンの音が聞こえ
眠りから突然覚めた
「こんな朝に誰だろう?」

いや、違う話のほうが手はやりたいみたいだ
手のスピードが遅い
今これをタイピングしている手の方がはやい
このスピード感を大事にまだタイピングしていきたい

やってみるとわかるよね

やはりペソア
坂口恭平

おもろいね
うんうん
昨日も坂口恭平がDommuneで話しているのをみてそう思った

今のも 昨日あったとおもっていることを
思い出すだけで手のスピードが遅いのだ

手にまかせて

ーーー
目の少し離れたあの子の顔が浮かぶ
今目の前に
笑うあの子の顔が
黒い髪は肩よりすこしながい
そして彼女はあちらを向いて歩いていった

夕暮れの道は
オレンジと黒が抱き合っている
その光景の中に彼女が吸い込まれていくのにわたしは見惚れている

彼女の足取りはゆっくりだけれども
その佇まいはなぜかスキップしているようにも見える

そしてわたしは彼女に追いつきたいのに
わたし自身もゆっくりとステップをしていた

太陽の白と黄色が混ざった光が強烈にわたしに向かってきて
その瞬間にわたしは白い空間にいた
その白い空間で
わたしはただ一人そこで佇んでいた
黒い小さい小人にわたしはなっていた
それをなぜかわたしは知っていた
自分のことは見えないはずなのになぜか知っていた
上や下や横や斜め
人のからだでみようとすることができる
あらゆる方向をみても
そこは真っ白な空間だった
次の瞬間
上を向いたと思ったら
下にまっさかさまに落ちていった
あまりにも急に落ちていく
その細い道に吸い込まれていくとき
わたしは妙に落ち着いていた
そのついた先はわからないが
スピーカーの電源を入れる時の音が背後で聞こえ
わたしは不可解に思う
それと同時にわたしはパソコンの前に座り
言葉をタイピングしていて
目の前は障子と窓から朝の光が入ってきている
そして言葉を打ちながら
またその窓の中にわたしは飛び込んでいった
その窓はなぜか割れずに通り抜けることができ
そのまま外の通りにでることができた
そしてわたしは右に曲がり
そのデコボコな道を歩いていく
緑の香りが鼻を通り頭の後ろへ通過していく
その香りになったわたしはそのまま宙にういて
早朝の空気のなかでハンモックに揺られていた
そのハンモックはなぜか木に釣られていないハンモックなのに
中に浮いていた
そしてそのハンモックに揺られながら
わたしはどんどん上昇していき
いつもは空と思っていた青と白の中に入っていくと
そこは思ったよりも真っ白な空間で
わたしはどこにいるのかがまったくわからなくなっしまった
白の中は隙間があってその隙間をわたしは必死に見ようとする
するとその隙間のなかへわたしは泳いでいた
そしてその中に入っていくと
香りが鼻を通り抜けていき
その香り自体にわたしはなって
わたしの頭の後ろを通り抜けていった
わたしの体はその空間にそのままゆっくりと漂って離れていき
わたしとの距離はだんだん遠くなっていく
ゆっくりと右にまわったり ときに 左に回ったりしながら
ゆっくりと落ちていくわたしの体
まぶしい 星の光にわたしの体は包まれていく
その星の数は隙間がないほどで
そのなかで星が皆拍手をしている
星の拍手につつまれながらわたしの体は
星に受け取られ
だんだんと輪郭がなくなり
そしてわたし自身も星の一つとなり
その真っ暗よりもさらに真っ暗な空間の中で
空を見上げていた
その空は黒い
その黒をみていると
不思議と落ち着いていて
わたしは眠りについた
ぴん ぽん
インターフォンがなりわたしは目ざめた
玄関のドアを開けたが
そこには誰もいなかった
あれ、夢だったのか

ーーー

自分で作った
この詩なのか短編なのかわからない
文章を朗読してみたら
面白いんだよね

なかなかこれが
昨日書いたものを昨日ノノちゃんに朗読したら面白いといってくれた 

昨日の風景を書いていくだけでも
小説になるんやで
だって全部言葉で書いたらフィクションやで

だから例えば
昨日起きたことを描写しながらも
その時感じたことをさっき書いたみたいな書き方になって
その書き方を混ぜるとまたおもろいかもね
これは遊びっす
遊びっす
それ忘れずにあとはただ毎日何かを
タイピングしつづければいいねん

続ける=技術

だからね

続ける=天才

なのかもしれないね
継続することで人は勝手に上達していくねん
今だと
手に任せておけば
手がつれていくねん

不思議な集合生物だよね
集合住宅とかよくいうけれど

わたし

人間は集合生物だよ
いろんな生物が合体しているんだ

ほんとにそうだ
今これに気づいたわたしは興奮している
興奮した瞬間にそれは消えていく

人間は集合生物
いろんな生物が合体している

手、口(声)、鼻、それぞれの内臓、神経、とかいろいろ
それぞれが現実が違う
時間のスピード感も違うし
言語も違うんだ

それでいて微生物とかもいるわけでしょ
内臓には

そして細胞ひとつひとつ
そしてDNAとよばれているもの

鈴木光司はすごすぎるよ

リング
螺旋

すごい小説を書いた
途方もないものを作ったよな

でもその感じちょっとわかるようになってきた
彼がどのように書いたのかも

でもそれは今のわたしからしたら
途方もない作業のように思える

でも変わっていくのだろう
継続は風景を変えていく
そう継続自体も乗り物だ

車、自転車、バイク、飛行機、船 
その他にもいろいろあるけど
その一つが「継続」だ

「継続」は乗り物だったのか

「手」につづき
新しい乗り物の存在に気づいたよね

継続は、ものごとの見え方を変える
自分が変化するから
ものごとの見方が変わる

おもろいね

こんなこと書いちゃってるねん
だから
インドの人は
言葉で説明できないってわかっている感覚を
できる限りことばで説明しようとしたのかもしれない

かもしれない
としか言えないよね
断定はできない
今まだ6:23am

もう8:00くらいの感覚はあるくらい
外も明るいしね
でもやはりまだ街が静か
これがね7:00台になると
ざわめきだすんだ
おれはそれあまり好きじゃないのかもしれない
結構動いている感覚がある
目で見えないのにそれが見える
そんな感覚やな
だからそれは見えているんだろう
なんて
書くとびっくりしちゃうんだろうけど
多分
みんなそうなんじゃないのかい?って思っている


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