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編集力について思いついたことを、編集なしで書き出してみた

michicusaの作品とは全然関係ないのだけど、ちょっと思いついたので、頭の中から流れ落ちて消えないうちに書き留めます。

最近 幻冬舎の箕輪さんや、コルクの佐渡島さんの発言に触れる機会が多くて編集者の見方が変わりつつあるけども、その関連で数年前テレビで紹介していた、ブルースタジオという建築事務所のことを思い出した。その会社はリノベーションを中心にやっていて「建築の編集」という言葉を使っていた。僕らの周りはすでに物で溢れている。新たに創る必要はなく、これからは編集する力が必要だと言っていた。

michicusaに近い分野でいうとCreemaにはキュレーションという機能がある。沢山の作品の中からテーマを決めてそれに沿った作品を集めて紹介する機能だ。実際キュレーション経由でご購入いただいたこともある。キュレーション機能は誰でも使うことができる。自分で作品を作らなくても編集という手段で自分のセンスを発揮でき、イイネがついたり、コメントのやりとりができる。

「ほぼ日ストア」「北欧、暮らしの道具店」「キナリノモール」「パンと日用品の店 わざわざ」これらのオンラインショップが行なっているのもライフスタイルの編集だと言える。ちまたに溢れる商品の中から、自分たちと近い価値観のファンに向けて、届けるべき商品を編集して提案しているのだ。編集を挟むことで楽天やAmazonとは全く異なる売り方をしている。

そういえば、michicusa にはジュエリーデザイン以外にも写真を撮る人という顔がある。写真という行為そのものが現実の編集なのだが、僕はさらにその写真をエディットすることで他のフォトグラファーと差別化しようとしている。エディットとはまさに編集のことだ。

さて思いつくままに書き連ねてきたけれど、編集と一言でいっても、ここまでに挙げた事例はその対象もやり方も全く異なる。リノベーションやキュレーション、セレクトショップまで編集と一言でまとめてしまった。それぞれの何が違って、逆に共通点は何か。ちょっと考えてみると、これから必要とされるクリエイションの、一つのヒントになるかもしれない。

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